ベネズエラ:オーストラリアのジャーナリストが現地を取材

  • 2019.03.30 Saturday
  • 05:41

ベネズエラアナリシスに掲載された記事で、オーストラリアのGreen Left Weeklyによる取材です。


ベネズエラ国民:「私たちは自分たちの問題を自分たちの手で解決したい。」

(Venezuelans: 'We Want to Resolve Our Problems by Ourselves')

2019年3月26日 venezuelanalysis(By Federico Fuentes – Green Left Weekly)発

Maria Paez as she is interviewed by Federico Fuentes. (Joe Montero)

フェデリコ・フエンテスのインタビューを受けているマリア・パエス。|写真:Joe Montero

 

フェデリコ・フエンテスが最近ベネズエラを訪れた。この短い報告は、米国の介入に反対している労働者階級のベネズエラ国民の声を伝えるものである。

 「何故、ベネズエラへ行って、本当に何が起きているのかを理解するためにそこに住んでいる人々に話を聞かないのか?」

 いつも、企業メディアが押し進める見解とは異なるものを提示しているソーシャル・メディア上の記事や投稿にたくさんのコメントが寄せられているが、そのほとんどはベネズエラにいない人か、そこに行ったことがない人々からのものである。

 そこで、グリーン・レフト・ウィークリー(Green Left Weekly)は挑戦することに決めた。

 3月初旬、フリーランス・ジャーナリスト、ジョー・モンテロ及び連帯活動家ルチョ・リケルメと一緒に、メルボルンを拠点とするラテン・アメリカ連帯ネットワークが組織した事実調査ミッションの一環として、ベネズエラへ行ってきた。

 東カラカスの裕福な郊外や米国のマイアミからベネズエラを報道するほとんどのジャーナリストと違って、我々はカラカスの貧困地域バリオへ思い切って行ってみた。我々はまたコロンビア国境沿いのバリナス州とアプレ州のような地方を訪れた。

 我々の狙いは、メディアのベネズエラに関する議論からいつも注意深く排除されている彼らの声を聴くことだった。

 我々は彼らの現実の声を直接聞きたかった。彼らがいかに通貨危機に対処しているか、そのためを誰の責任と考えているか、彼らがいかに解決しようとしているかを直接聞きたかった。

 我々は女性組織やLGBTコミュニティの代表、軽蔑されている集団のメンバー、独立したジャーナリストやエコノミスト、住民評議会とコミューンの草の根の活動家、我々のやり方で出会った多くの人々と会った。

 サンタ・テレサのバリオで会ったマリア・パエスのような人々、アプレ州の首都サン・フェルナンドの最も貧しい人たちの一人。

 住民や地元のコミューン住民評議会のメンバーたちとの短い議論の後、ベネズエラの「人道危機」について聞いた事すべてを考慮して、マリアを訪ね、彼女にとって毎日の生活がどんなものであるか質問した。

 「状況は非常に困難であることは本当だ。」と彼女は答えた。「しかし、我々はこの事態を抜け出すと確信している。」

 「我々が望んでいることは、団結、平和、そして自分たちの問題を自分たちの手で解決できることだ。何故なら、他人が我々のために我々の問題を解決するという考えは嘘だからだ。我々はそれを確信している。」

 「生活が以前の(元ウーゴ・チャベス大統領の政府)ようではないことは分かっている。多分、若い人、16,7歳の人は覚えていないが、私は41歳です。私が乗り切ったことだから、誰も私に嘘をつけない。」

 「我々は非常に貧しく質素だったが、革命のおかげで、今、我々はコンクリート製の家に住み、セメントの床の上で暮らしている。」

 「私は革命の結果として、学習することができた。革命以前にはこんなことは全く不可能だったろうが、今ではそれも達成した。」

 「我々は非常に貧しかった。あらゆるものが購入することは可能だったが、我々はお金を持っていなかったので何も買えなかった。」

 「ベネズエラが富を持っていることを考えれば、今日のような状況に合うべきじゃない。これは困難な時期である。しかし、我々は闘っているし、これを乗り越えることができると確信している。」

 この状況の責任が誰にあるのかと問うと、マリアは「我々は経済戦争に直面している。奴らがここベネズエラで我々の天然資源を欲しがっていることは誰でも知っている。」と話した。

 「主要な問題は、帝国主義がいつも他の誰よりも自分が上にあると見ていることであり、その地位を維持するためにあらゆるものを破壊することを厭わないことだ。」

 「帝国主義はいつも実際には存在しないし、存在できない生活水準で我々を見ようとしてきた。我々は地球を一つしか持っていないし、それを壊すことはできない。」

 「これは考慮にいれる必要があることだ。子供たちのために地球を残すことが可能であることを保証する必要がある。これが我々が本当に望んでいることであり、我々がやって来た事であり、革命が我々に教えてくれたことである。我々が持っているものを愛すること、我々が持っているものを尊重すること、我々が持っている僅かなものを未来へ伝えることである。」

 「暫定大統領」を自称したファン・グアイドについてどう考えているか彼女に尋ねてみた。

 「彼は何も計画を持っていないので、ファン・グアイドについてはあまり考えていないというのが本当のところ。」とマリアが答えた。

 「彼の計画は、我々が築いてきたものを破壊することであって、それは我々が必要としているものではない。」

 「彼がすべきことは計画を前に進めること。ウーゴ・チャベスが彼の言葉と行動で我々を納得させたように、もし彼がベネズエラを助けたいのであれば、彼を支持するように我々を納得させる計画を示さなければならない。」

 「彼は適切な方法でこのようにしようとすべきだ。彼は不適切なやり方でこうしようとしている。しかし、彼はその目標を達成することはできない。」

 平和が必要であり、ベネズエラ国民は外国の干渉なしに自分たちの問題を解決できるというマリアの信念は、我々が話してきた沢山に人々に共通したものだった。これは、ニコラス・マドウーロ大統領の忠実な支持者の多くや、マドゥーロを信頼していない革命家、多くの反対派支持者であってもそうだった。

 この信念はまた、繰り返し世論調査が示しているように、数百万以上のベネズエラ国民に共通したものである。

 それゆえ、尋ねられるべき疑問は、「オーストラリアのような国々の政府やメディアが、実際にどんなことが起きているのかを確かめるためにベネズエラに住んでいる人々との話しを拒否しているのは何故か?である。」(N)

 

 この記事に示された見解は著者自身のものであって、必ずしもベネズエラアナリシスの編集スタッフの見解を反映したものではない。

原文URL:

https://venezuelanalysis.com/analysis/14403

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趣旨

今、ラテンアメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

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