仲裁裁判所はエクアドルに環境被害を起こした石油会社への補償を裁定

  • 2018.09.09 Sunday
  • 05:41

こんなバカなことがあり得るのか?環境を破壊し、多大の被害を起こした企業に経済的補償をせよとは。結局、仲裁裁判所は米国と多国籍企業の味方にすぎず、TPPのISDS条項でも同じことが行われることになる。


ハーグの仲裁裁判所がエクアドルに不利な、シェブロンに有利な裁定を下す

(The Permanent Court of Arbitration in The Hague Rules Against Ecuador, Favors Chevron)

2018年9月7日 teleSUR発

Chevron-Texaco operated oil fields in the Ecuadorean Amazon between 1964 and 1992.

シェブロン・テキサコは、1964年から1992年の間、エクアドルアマゾンで油田の操業を行っていた。|写真:EFE

 

エクアドルは石油大企業へ経済的補償を支払わされるかもしれない。被害を受けたアマゾンの3万人以上の人々はどんな補償も受けていない。

 ハーグの常設仲裁裁判所は石油大企業シェブロンに有利な裁定を出し、同社への裁判を自制するという1997年に米国と結んだ2国間投資協定に違反し、並びにシェブロンに「公正で公平な」待遇を提供しなかったことを理由とする罪をエクアドルに宣告した。

 この内容は金曜朝にエクサドルの法務大臣イニーゴ・サルバドルによって報告された。彼は記者会見で裁定の主要点を報告した。

 裁判所はまた、エクアドルは、1964年から1992年までエクアドルのアマゾンに穴を掘り、160憶ガロンの有害な廃水を河川に放出し、この地域の3万人以上の人々と農民に被害を与えた同社に対する補償を支払わなければならないと裁定した。

 総額はまだ見積もられていないが、エクアドルのスクンビオス地方裁判所がコミュニティへの影響に対してシェブロンに支払いを命じた95億US$をエクアドルが担うことをシェブロンは要求していた。今年6月、エクアドルの憲法裁判所はシェブロンに対する判決を承認したが、被害を受けたコミュニティへの補償はありそうもない。

 エクアドルがシェブロンに支払う必要のある総額は、90日以内で設定される予定である。その間にシェブロンとエクアドルは総額を決定するために論拠と証拠を提出しなければならない。

 シェブロンに対する裁判は、シェブロン・テキサコの汚染で被害を受けたコミュニティがニューヨークの裁判所に環境被害のために同社を訴えた1993年に始まった。この石油会社によれば、国営石油会社ペトロエクアドルは、先住民コミュニティがシェブロン・テキサコに対して訴えている環境被害に対してすべての責任を持つという1997年に取り決めた協定に違反した。

 エクアドルは、コミュニティが裁判を起こした後、この協定が有効になったと主張していたが、仲裁裁判所はエクアドルが1997年の2国間投資協定に違反したと裁定した。この裁判はシェブロンの要請によってニューヨークからエクアドルに移されていた。

 レニン・モレノ大統領政府は、もしエクアドルが国際仲裁裁判で負けることがあれば、元大統領と当時の政府高官を訴えると声明した。

 現政府は、同国の利益を正しく守ることが出来なかったこと、「シェブロンの汚れた手」という国際キャンペーンに資金を支出したことでコレアを非難している。政府によれば、このキャンペーンは「国内外の世論を操作」しようとしたものだとしている。

 テキサコの石油採掘によって被害を受けた同盟は、この裁定が企業に対する訴訟にどのような影響をもたらせるのかを議論するために、月曜日に記者会見を開くと発表した。(N)

原文URL:

https://www.telesurtv.net/english/news/The-Permanent-Court-of-Arbitration-in-The-Hague-Rules-Against-Ecuador-Favors-Chevron-20180907-0011.html

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趣旨

今、ラテンアメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

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