ブラジル:不平等が拡大し、貧困が12年前のレベルへ

  • 2018.07.13 Friday
  • 06:04

テメルが議会クーデターで権力を握った後、急速に不平等が拡大したブラジル。わが国でも貧困が確実に拡大している。オリンピック後が心配になる。


ブラジル:研究が12年前の貧困レベルに戻ったことを示す

(Brazil: Study Shows Poverty Returns to Levels from 12 Years Ago)

2018年7月12日 teleSUR発

Poverty is on the rise in Brazil.

ブラジルで貧困が拡大している。|写真:Reuters

 

「分かったことを集計すると、極貧レベルの人数が飢餓の人数と同じ位であることを示している。」とエコノミストのフランシスコ・マネセスが語った。

 昨年7月、20の市民社会組織は、ブラジルが国連飢餓マップに再掲載される危険を警告する共同報告を発表した。2014年にその名簿から削除されたのは、元ブラジル大統領ルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバとその後継者ディルマ・ルセフ政権時代に実施された社会政策の直接の結果だった。

 ブラジル社会経済分析研究所(Ibase)およびアクションエイド・ブラジルのエコノミストで研究者であるフランシスコ・メネセスは独自研究を発表したチームの一人である。彼は最新の報告は今月末発表され、国連の世界飢餓マップにブラジルが再掲載されることが「ほぼ確実であるであると警告している」ことを強調した。

 「分かったことを集計すると、極貧の人数が飢餓の人数と同じ位であることを示している。」

 アクションエイド・ブラジルが取り組んだ研究は、過去3年間(2015-2017)でこの南アメリカの国は極貧状態で生活する国民という項目では12年前のレベルに戻ってしまったことを明らかにした。別の言い方をすれば、ウマニタス・ウニシオノス(Humanitas Unisinos)研究所によれば、ブラジルの1,000万人以上の人々がそのような状態で生活しているのである。

 「この報告は、貧困と飢餓という相関関係が、我々がまさにこの瞬間にすでに良くない状態にあるということを強く示唆していると納得させる。」とメネセスが話した。彼はこの事実は「2018年末の家計調査データに出て来るだろう。」と付け加えた。

 メネセスは、「昨年、もしブラジルが社会保障政策を切り捨てている最近の道を進んでいけば、2014年に削除された飢餓マップに復活する危険があると国連に警告していた。」と強調した。昨年の報告で示唆されていたことは、今月末の新しい報告で確認されることになろう。」と彼は指摘した。

 ブラジルで国民に飢餓が進行しているという事実の説明を求められた時、メネセスは、最大の食料生産国の一つであるにもかかわらず、問題は「農村地域も含めて深刻な不平等にある。」と答えた。

 彼は、ミシェル・テメルという上院が押し付けた大統領がボルサ・ファミリア(家族助成金)プログラムから150万人の人々を対象から外したという事実も指摘した。

 2003年のルラの大統領1期目に開始された家族助成金は、貧困レベル以下で生活している家族に給付金を支給していた。その代り、支給を受けた家族は、子供が学校に出席していること、ワクチンを接種したことを証明しなければならない。それは、ブラジルの数百万人を貧困から引き上げる事に役立ち、国連飢餓マップから同国を消した幾つかの国家プログラムの一つだった。

 世界食料計画が同国を飢餓との闘いにおけるチャンピオンとして褒めたたえた時、元社会開発大臣テレサ・カンページョは、「飢餓マップから抜け出ることは、ブラジルにとって歴史的な節目だ。」と発言していた。

 「飢えを克服することは、ブラジル国家にとって最優先であったので、非常に誇らしい。」と彼女は述べていた。(N)

原文URL:

https://www.telesurtv.net/english/news/Brazil-Study-Shows-Poverty-Returns-to-Levels-from-12-Years-Ago-20180712-0004.html

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趣旨

今、ラテン・アメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

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