4月17日は農民闘争国際デー

  • 2018.04.18 Wednesday
  • 06:33

ラテン・アメリカにおけるかつての植民地の遺産が今でも、大土地所有者に対する闘いを農民に強いているという記事です。


ラテン・アメリカ記念された農民闘争国際デー

(International Day of Campesino Struggle Marked in Latin America)

2018年4月17日 teleSUR発

Nicaraguan Campesinos during a 2004 protest to demand access to land.

2004年に土地の使用を求めて抗議するニカラグアの農民たち。|写真:EFE

 

ラテン・アメリカは、世界で最も土地の分配が不平等のままである。

 毎年4月17日には、農民が土地の権利を要求して抗議をしていた1996年4月17日にブラジル北部のパラ州でブラジル軍によって殺された『ブラジル土地なし労働者運動』の19人に敬意を表すために、社会運動と農民たちが農民闘争国際デ―を祝った。

 植民地の遺産である少数の大土地所有者の手にある土地の集中に対する闘いは、独立、民族国家建設とその存在のためのラテン・アメリカの闘いの中に刻まれている。国連の食糧農業機関によれば、ラテン・アメリカは世界で最も土地の分配が不平等な状態にある。

 この問題に関する2016年オックスフォード飢餓救済委員会(Oxfam)報告は、1%の生産的な私的な土地所有が全耕作地の半分以上を保有している事を示した。これは1%の所有者にその他の99%以上の土地が集中している事を意味している。

 ラテン・アメリカでは、農民組織は耕作地の再分配を求める農業改革と食料主権を求める政策、土地と自然を尊重すること要求して、国や民兵組織による攻撃、脅し、失踪や殺人の中で闘い続けている。

 

【ブラジル】

 ブラジル農村土地委員会が発行した報告書は、2017年には2016年より15%増となる、少なくとも70人の死者を伴う、土地の保有をめぐる暴力的な紛争の増加を記録している。

 殺害脅迫は86%、殺人未遂は68%、農村労働者の投獄は185%増加している。

 

【コロンビア】

 国連は、2016年以来200人にも達する、コロンビアでの農民リーダーの殺害に関する憂慮を表明した。

 『パトリオティック・マーチ』のようないくつかの社会組織の代表は、殺害脅迫を受けた農民リーダーの組織的な殺人と人権侵害を非難している。彼らはまた生きる権利と土地の所有権を保証するように政府に要求している。

 2018年3月2日に発行された国連人権高等弁務官報告は、2016年から2017年にかけて武装紛争の最も影響を受けた3つの地域で殺人率が劇的に増加していることを記録している。メセタスでは1,095%、マグイ・パジャンとナリニョでは996%、エル・カルメンとノルテ・デ・サンタンデルでは916%の増加率だった。

 

【アルゼンチン】

 アルゼンチン全国農民連盟は、大土地所有者と農産物輸出業者に支持され、小規模生産者を排除しているマウリシオ・マクリ大統領によって実行されている経済モデルに憂慮を表明している。

 メルコスールとヨーロッパ連合間の自由貿易協定の締結によって、この状況はますます悪くなると予測されている。

 連盟の書記長テオドリナ・ビジャルバによれば、農村の発展に影響を与え、補助金やローンに対する国家政策の不足のせいで民間銀行への借り入れで農民の間の貧困を産み出している大土地所有の問題を解決する提案は出されていない。

 

【メキシコ】

 メキシコでは今年、サパティスタ民族解放軍(EZLN)が支援している全国的なメキシコ人組織である全国先住民会議(CNI)が、1950年代に地主と農場経営者が不当に取得した彼らの土地の返還を主張した3回目の取組中にメンバーのうちの2人に対して攻撃したことを非難した。

 攻撃した者たちは、ガソリンをかけて車を燃やし、もし先住民の農民が戻ってきたら吊るして頭を切り落とすと脅したと報告されている。

 土地と資源をめぐる闘いはまた、コロナ、モデロやパシフィコ・ビールを生産しているコンステジャーション・ブランドの大企業に到達する。メキシコ北部の都市は、現在、干ばつによって既に影響を受けている地域にこの会社が新しい工場を建設しようとしていることに抵抗している。(N)

原文URL:

https://www.telesurtv.net/english/news/International-Day-of-Campesino-Struggle-Marked-in-Latin-America-20180417-0011.html

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趣旨

今、ラテン・アメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

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