チリ:大学有償化に抗議の学生に警察が弾圧

  • 2018.03.30 Friday
  • 06:41

1月に大学授業料の無償化が成立したばかりなのに、それを逆転させる裁判所の決定に学生が抗議しているという記事です。反テロ法を改訂して運動の弾圧に利用されていると書かれています。


チリの学生が警察の暴力と教育法に抗議

(Chilean Students Protest Police Violence, Education Law)

2018年3月28日 teleSUR発

A demonstrator is detained during a protest demanding an end to profiteering in the education system in Santiago, Chile, March 27, 2018.

教育制度で利益を上げることを止めるように要求する抗議で拘束されるデモ隊の一人。2018年3月27日、チリ、サンチャゴで。|写真:Reuters

 

チリの大学生たちが、大学を営利目的モデルに戻すことを可能とした決定に対して憲法裁判所前で抗議を行い、学生の抗議に対する警察の過剰警備を非難した。

 100人以上のチリの大学生が、大学が授業料を請求することを許すという裁判所の決定に対して、今日、憲法裁判所前で抗議を行い、昨日の学生の抗議に対する警察の過剰な警備を非難した。

 全国高校生協議会(CONES)の代表アマンダ・オパソは、裁判所が火曜日に大学が利益追求をしてもよいとい決定を出したことに数百人の学生が抗議した時、機動隊員がチリの大学生フェルナンド・キンタナを意識が無くなるまで殴ったことに対し公式な告発状を提出した。

 『ラジオ・ビオ・ビオ・チリ』は、数人の機動隊員が若いキンタナを意識が無くなるまで殴り、サンチャゴ通りを片腕で引きずっている様子が移っているビデオをツイッターで公開した。彼ら警察に囲まれた時、学生たちはキンタナを助けようとした。学生の抗議行動を撮影したロイターのビデオには、平和的な抗議をしている学生たちに十分な装備をした警察が首を絞め、掴み、殴打し、さらに放水銃を使用しているのが映されている。

 最近辛うじて可決されたチリの大学教育を無償とする高等教育法をひっくり返す裁判所の6-4決定に学生たちは抗議している。この法律は前ミシェル・バチェレット大統領によって1月下旬に施行されたばかりだった。経済協力開発機構によれば、チリは大学の高額授業料では世界第4位である。

 今日、チリ大学コンソーシアム(CUECh)が、営利目的の大学が残ることを許す裁判所の決定を非難した。声明の中で、「今や質の高い教育は我々の社会では基本的な権利であり、必然的に教育は非営利活動となる。憲法63条(大学は営利目的であってはならないと定めている)に反することを宣言することによって、裁判所は、利益を上げようとしている連中に高等教育機関が支配されることを許している。」とCUEChが書いている。

 アウグスト・ピノチェトの軍事独裁が授業料の制約のない私立大学の出現の道を整備した1981年までこの国では高等教育は無償だった。

 チリ大学生連合の議長アルフォンソ・モホールは、突然の教育法改定について「我々が見ているように、(教育)省と政府は、彼ら自身の政治組織出身の人に影響を与えるために何らかの形で共謀している。」と記者会見で述べた。

 地元メディアの報道によれば、昨日のデモで17人の学生が逮捕された。

 新しく大統領に就任したセバスチャン・ピニェラは、学生だけでなく、南チリのマピュチェの先住民の抗議に対しても弾圧するために警察を使っている。大統領は、先祖の土地に返還と大規模な水力発電ダムの建設を止めるように要求しているマピュチェ先住民に対して放水銃を使用するために、改正反テロ法を最近使用している。

 法律が改訂された11項目は、ドローン、覆面捜査官、GPS追跡と「テロリズム」嫌疑者に対する電話の盗聴を政府ができるようにした。その法律は組織だけでなく、個人を含むように「テロリスト」の定義を拡大している。(N)

原文URL:

https://www.telesurtv.net/english/news/Chilean-Students-Protest-Police-Violence-Education-Law-20180328-0034.html

コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< May 2018 >>

趣旨

今、ラテン・アメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM