11月25日は、『女性に対する暴力撤廃の国際デー』
- 2017.11.27 Monday
- 06:18
2017年11月25日、MSTの占拠。|写真:Facebook-Jornalistas Livres
MSTの女性たちが、「女性とLGBTに対する男優位と暴力に反対して」闘い続けると書かれた声明を発表した。
ブラジルの『土地なき労働者運動』は、今年の『女性に対する暴力撤廃の国際デー』を、39人の女性をレイプしたことで2010年に懲役278年の判決を受けたロジャー・アブデルマシー医師が所有する農場を占拠して記念した。レイプされたほとんどは彼の患者だった。
MSTの女性たちは、「土地の権利と農地改革政策を求めて、女性とLGBTに対する男優位と暴力に対して、レイプの文化に対して闘い続ける。」と書かれた声明を発表した。サンパウロ州のアバレで占拠が実行された。
医者であることとは別に、レビスタ・フォーラムによれば、アブデルマシーは、彼の会社アグロペクアリオ・サビカフムのための18か所のオレンジ農場を所有していた。彼はまた、世界で最大のオレンジ・ジュース輸出者の一人、ホセ・ルイス・クトラレの義理の父親でもある。
2009年以来、MSTは、ラビスタ・フォーラムによれば、ララス、アグドスとボレビの地域にある共有地を違法に侵略したことに対して、クトラレ所有の農場を訴え、占拠して来た。クトラレ所有するオレンジ・ジュース会社は、同じ名前である。
アベラの市民警察の監視は、屋敷で見つけられた文書と一緒に、判決後逃亡したパラグアイでの行方に導くのを助けた。約3年半後、パラグアイの反麻薬の国家事務局と一緒に、ブラジルの連邦警察の捜査官が、ついに、アスンションのレストランにいるアブデルマシーを逮捕した。
彼の逮捕の10日前に、警察は、パラグアイの首都にある600平方メーターの屋敷にいる元医師を監視していた。その家には、4つの部屋、ジャグジー付き・プール、サウナ、バーベキュー・ピット、料理人と住み込みの雇い人がいた。
第18回目の『女性に対する暴力撤廃の国際デー』には、世界中の草の根組織によって、女性に対する暴力を終わらせることを求め、注意を喚起するデモやソーシャル・メディア・キャンペーンが行われた。(N)
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