ベネズエラ:トランプの制裁はドル決済の離脱へ

  • 2017.09.17 Sunday
  • 05:27

これまで、石油の決済をドル以外の通貨に変更しようとした国は、イラクとリビアだ。両国とも合州国に徹底的に破壊された。合州国としても一大事となって来た。国際連帯の力で、ベネズエラを防衛すれば、合州国の力は一気にダウンする。


「ドルの支配を避けて」、ベネズエラは中国通貨で原油価格を発表

(Venezuela Reports Oil Prices in Chinese Currency, Shunning the 'Tyranny of the Dollar')

2017年9月16日 teleSUR発

A PDVSA oil tank in the state of Anzoategui, Venezuela.

ベネズエラのアンソアテグイ州のPDVSAの石油タンク。|写真:Reuters

 

合州国の制裁が押し付けらた結果、ベネズエラは、国際基準に反して中国通貨で原油価格の値を付けた。

 世界最大の原油埋蔵量を持つベネズエラは、金曜日、原油価格を中国元で値を付け始め、USダラーとなっている原油価格市場の価格の基準に反抗している。

 「このフォーマットは、9月7日に大統領(ニコラス・マドゥーロ)によって発表された結果である。ベネズエラは、ドルの支配から自由な国へと新しい戦略を実行するつもりだ。」と、ベネズエラ石油省が、その価格公示の発表後の声明で述べた。

 中国通貨で取引するという決定は、ドラルド・トランプ大統領の合州国政府が、ベネズエラ対して科した金融制裁の否定的な影響を乗り越えるための方策として、先週、発表された。合州国は、この制裁は、「マドゥーロ独裁に重要な金融資源を自由にさせない」ようにすることを狙ったものだと主張していた。

「ベネズエラは、地政学的に、元で原油価格を提示することによって、グリンゴの制裁に対応する。これは、この地域での金融調整のシフトを加速する。」

 

 「市場は、USダラーでの決済に支配されており、我々は、国際的な決済を実施するその他の方法を開発しなければならない。」と、先週末、財務相のラモン・ロボがVTVに話していた。

 ベネズエラ政府は、公式に、新しい制裁の体制下で、合州国の銀行が公債の受取を拒否しているので、債務の支払いと輸入商品の決済は、非常に大きな困難を伴うと、発言していた。これはまた、国有石油会社PDVSAの原油市場への販売能力に影響を与えた。

 金曜日の1バレル当たりの価格は、306.26元が提示された。それは、46.76US$で交換される。先週の価格は、300.91元、46.15US$だった。(N)

原文URL:

https://www.telesurtv.net/english/news/Venezuela-Reports-Oil-Prices-in-Chinese-Currency-Shunning-the-Tyranny-of-the-Dollar-20170916-0001.html

 

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  • 2024.03.19 Tuesday
  • 05:27
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    コメント
    USAのくびきから一歩一歩抜け出すベネズエラはUSAや傀儡勢力による妨害を跳ね返し、世界もベネズエラと連帯しUSAの支配体制から脱却せねばなりません。
    ところでベネズエラに対し事実を歪曲して貶めようとする日本人の女がいて、
    https://venezuelainjapanese.com/
    「ベネズエラで起きていること | 意味不明な国ベネズエラを読み解きます」なるブログで、ベネズエラの混乱を全てチャベス・マドゥロ政権の「失政」だ、と憎悪に満ちたかのような記事を書きたててます。
    Twitterも開設していて、以前嘘を言い立てられてる他ユーザーさんに貴ブログを紹介しながら真実をツイートしたら、この女が「陰謀論だ、侮辱だ、プロパガンダだ」とヒステリックに突っかかってきて、この女の所属するCaracasChronicleなる団体が貴ブログの引用元teleSUR記事を「検証」して「嘘を暴いてる」ともぬかしてましたが、ジャーナリズムを装いながらフェイクニュースを作成し世界にタレ流す事で欧米商業マスゴミから金を貰っている連中みたいで、真実を言われると存在意義を否定され金も無くなるゆえ、狂ったように文句を垂れるのでしょう。
    日本でベネズエラ情勢が知られてないのをいい事に日本人に嘘を垂れ流し、ひいては「ベネズエラの惨状みたいになるぞ」として日本の左派革新運動の妨げになりかねない、この女の嘘も跳ね返えさなければなりませんね。
    • 痔憂は臭い
    • 2017/09/17 4:50 PM
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    趣旨

    今、ラテンアメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

    おことわり

    このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

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