チリ:もう一つの9・11(1973年)

  • 2017.09.14 Thursday
  • 05:12

ベネズエラを第2のチリにしようとする、合州国の策謀を絶対に許してはいけない。


チリの1973年9月11日のクーデターに関して思い出すべき4つの事

(4 Things to Remember About Chile's Sept. 11, 1973 Coup)

2017年9月11日 teleSUR発

Chile remembers its socialist President Salvador Allende.

チリは、社会主義者大統領サルバドール・アジェンデを思い出す。|写真:Reuters

 

沢山のチリ人が、その後、軍事独裁によって拷問され、投獄され、殺された。

 1973年9月11日、サルバドール・アジェンデの社会主義政府が、合州国の支援を受けたアウグスト・ピノチェト率いる軍事クーデターによって打倒された。アジェンデが選出されてから、わずか3年後の事だった。

 それに続いて、たくさんのチリ人が、軍事独裁によって拷問され、投獄され、殺された。チリの民主主義は、取り返しがつかないほどに変更され、今でさえ、この国は、この国とこの地域の歴史を変えた、この大陸での恐怖と抑圧の最も暗い時代の一つによって傷つけられた状態が続いている。

【アジェンデの下での社会的前進】

 チリで1970年の大統領選挙に勝利した後、左翼サルバドール・アジェンデは、社会改革と正義、国民の資源の国有化、貧困者向けの住宅建設と医療と教育の利用のしやすさに重点を置いて、前に進めた。

 アジェンデは、自分の命の最後まで、社会的成果と憲法秩序を守ろうとして闘った。彼の最後の演説で、大統領官邸が軍事的に爆破される数分前に、チリ人民へ最後の希望のメッセージを届けた。

 「私は辞任しない。歴史的変遷に際して、私は、私の生命を人民の忠誠に奉げる。我々が、チリのたくさんの人々の誇り高き良心に委ねた種は、決定的に刈り取る事はできないと、確信をもって言う。彼らは、武力を持っていて、我々を屈服させることはできるが、社会的過程は、犯罪によっても、武力によっても止められることはできない。歴史は、我々のものである。人民が歴史を作るのだ。」

 

【軍事的抑圧】

 アジェンデ自身の軍事司令官であったアウグスト・ピノチェトは、クーデターを指揮し、サンチャゴの通りを軍隊で埋めるように命令した。地元の大衆を怖がらせ、武力によって大統領官邸『ラ・モネダ』へ押し入った。

 ピノチェトは、後に、合州国の支援を得て、権力を強化し、1990年まで、17年間、過酷な圧政でこの国を支配した。彼は、推定8万人の人々を投獄し、3万人を拷問し、3,200人を殺害した。彼の1000人以上の元工作員のうち、わずか75人だけが、人権侵害の罪で禁固刑に服している。

 

【合衆国の介入】

 1959年のキューバ革命の成功に、ラテン・アメリカの左翼運動は励まされていたが、ワシントンの二言論的な冷戦世界観は、南アメリカの多くに影響を与えた、恐怖、そして政策へと書き換えられた。

 機密解除されたCIA文書が示すように、リチャード・ニクソン政府と国務長官ヘンリー・キッシンジャーは、アジェンデを打倒しようとして軍隊を動かし、この国の左翼運動を阻止するために、CIAを通じて資金を供給した。

 「赤の恐怖」という不安が高まったので、この半球で合州国の経済的、政治的利益に影響を与えるかもしれないという信念で、どんな形であれ、社会主義の前進に反対した。

 合州国が、アルゼンチン、ボリビア、ブラジル、ウルグアイ、パラグアイ、それとチリといった国々で、ワシントンに支援された軍事クーデターに反対する左翼運動を消し去ろうとして、コンドル作戦と呼ばれた、政治的抑圧という残忍なキャンペーンと国家テロがこの大陸を支配した。

 

【現代の民主主義】

 独裁が終わってから25年以上経っても、チリの社会運動は、今もなお、1980年の成立した憲法を含めてピノチェト体制の残骸をひっくり返すことを要求している。

 クーデターの後、ピノチェト政府は、基本的自由と権利の抑圧を擁護する憲法を採択し、右翼政党に有利になるように設計された複雑な選挙制度を作った。

 ミチェレ・バチェレットの2期目の政府の下で、憲法を改訂するプロセスが成立し、現在、進行中である。大衆的な審議が進行中ではあるものの、多くの人は、法案は不十分で、チリ市民による意味のある情報を含む改訂になりそうにないと考えている。(N)

原文URL:

https://www.telesurtv.net/english/news/4-Things-to-Remember-About-Chiles-Sept.-11-1973-Coup-20160626-0012.html

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趣旨

今、ラテン・アメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

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