8月13日は、故フィデル・カストロの91回目の生誕記念日

  • 2017.08.17 Thursday
  • 05:26

フィデル・カストロの生誕記念日に、彼の功績を振り返って見ましょう。人類が無くなるか、資本主義が無くなるか、という岐路。


フィデル・カストロの環境保護的遺産

(Fidel Castro’s Enduring Environmental Legacy)

2017年8月13日 teleSUR発

Fidel Castro was one of the first world leaders to talk about the importance of the environment

フィデル・カストロは、環境の重要性について発言した最初の世界のリーダーの一人である。|写真:Reuters

 

「ずっと前にしておかなければならなかったことを、明日、行うのでは遅すぎる。」とフィデルが述べた。

 教育と医療に対するフィデルの貢献は、彼の指導の数十年の下での、キューバに対する記念碑的な成果が突出している。彼は反帝国主義や反資本主義の屈強な人物として登場しているが、環境保護主義とこの地域でキューバが達成した彼の功績には、あまり注意が払われていない。

 キューバは、合衆国による封鎖といった沢山の障害がありながらも、環境保護と持続性に深く献身して来た数少ない発展途上国の一つである。

 気候変動の危険が、科学的に、実際に大衆の知識の中に十分に定着する以前に、フィデルは、社会が環境と接触する方法を根本的に変更する必要性を話していた。

 「ずっと前にしなければならなかったことを、明日、行うのでは遅すぎる。」と、フィデルは、1992年の国連の『リオ地球サミット』で、例によって大声で叫ぶ演説の中で述べていた。「人間生活をもっと理性的にしよう。ピッタリの国際的経済秩序を実行しよう。汚染を無くし、持続的な発展のために必要な科学を利用しよう。外国の負債ではなく、環境の負債を返そう。人類ではなく、飢えを無くそう。」

 この有名な演説で、フィデルは、旧植民地大国と帝国主義政策から生まれ出た消費社会は、基本的に、環境の破壊に責任がある。」と強調した。

 2003年の国連の『砂漠化と乾燥撲滅会議』での演説で、彼は、資本主義の破壊的な影響について詳しく説明した。

 「このような経済秩序やこのような消費モデルは、地球の限界と再生不能な必須の資源、そして、自然と声明を支配している諸法則とは相いれない。それらはまた、最も基本的な倫理的な原則とも、文化とも、人類が造り上げてきた道徳的価値とも対立する。」

 

【森林再生】

 キューバの国家統計情報局によれば、1998年に開始した森林再生プログラムのお陰で、森林は、この島嶼国家の陸地の30.6%を占めている。その結果、この国は持続的な森林の成長を維持することが可能となった。

 国連食料農業機関によれば、キューバは、ラテン・アメリカとカリブ諸国で、保護機能として指定された森林の割合が最も多い。

 ピナール・デル・リオ地区は、47%が森林で覆われ、グアンタナモは46.7%が森林となっている。1959年に、フィデルがキューバ革命の勝利を宣言した時、キューバの僅か14%が森林であったと考えられている。

 スペインの植民地化と外国所有の時代、サトーキビ産業が、非常に多くの森林を破壊する決定的役割を果たした。スペインがこの島に上陸する以前は、約90%が森林だったと見られている。

 

【太陽光技術】

 年間の永い日光に恵まれているこの国では、キューバは、太陽光技術への更なる投資を開始し、汚染を削減するだけでなく、お金を節約するために島全体に拡張することを計画した。

 キューバ西部にあるピナール・デル・リオ近くの『ピナール220A1太陽光公園』では、12,080枚の太陽光パネルを利用して、この国の電力網へ一日平均13メガワット発電している。稼働の初年度は、6メガワットの電力を発電した。それは、さもなければ、火力発電所で電力を生産すれば50万ドル以上のコストを要していた。

 太陽光プラントは、ピナール・デル・リオ内の他の28地域に計画され、105.9メガワットを発電する予定である。トランスコにあるもう一つの近くの公園は、現在建設中で、2.7メガワットの電力を供給予定である。

 

【農業革命】

 すでに合衆国の禁輸措置から輸入制限の圧力下にあった時、1990年代のソビエト連邦の崩壊は、キューバの経済と工業化農業に対する打撃となった。キューバは、その時、食料の生産と分配の方法を根本的に転換する戦略を執った。その後数年で、キューバは、農業を、有機農業または半有機農業へとシフトすることが出来た。

 フィデルの下で導入されたキューバ農業の重要な部分は、農業環境保護(agroecology)である。すなわち、それによって、環境保護の原則が農業に適用されて、持続性を助け、化学物質への依存を減少させるモデルである。このモデルは、他国へ輸出するために作られた工業的なモデルと較べて、沢山の種類の農産物の生産を助けるだけでなく、食料主権と自己依存性、並びに、キューバの2酸化炭素排出量を減少させるのを助ける。

 「科学者は、直接、農民に説明する義務がある。そこでは、農民は、間抜けではなく、実験し、革新する現場のパートナーとして処遇される。そして、キューバの新手法の本当にすごいところは、専門技能、知識と権力を民主化したことである。」と、食料主権の専門家、Raj・パテル教授が、10月のテレスールのインタビューで話してくれた。

 フィデルは、地元の生産を高めるだけでなく、産業における仕事の創出を助ける沢山の政策を実行し、農場を集団的に管理するために農民により多くの権力を与えた。キューバの農業革命は、他国のための、特に発展途上国が続いていくための実例として引用されている。

 フィデルの下、キューバはまた、都市農業の世界的なリーダーとなっている。ハバナだけで、87,000エーカー以上の土地が、食料生産、畜産と森林地などの都市農業に特化している。2005年には、ハバナの都市農園は、272トンの野菜を生産した。

 

【環境保護】

 1992年のリオ・スピーチに始まってから、キューバ政府は、厳しい環境管理を通して、世界で最も原初的な自然の一つである、国内の自然環境を保護することを目標としてきた。

 キューバ政府は、キューバ環境保護基金プログラムのダニエル・ウィッテルによれば、104の海洋保護地域を保護する目標を立て、現在までのところ、25%の海洋の生息環境が開発から保護されている。新しい開発は、厳重な環境評価プロセスを受けなければならない。

 キューバはまた、沢山の国際保護条約に署名しており、フィデルの下で環境をもっとよくするための国内法が改訂された。キューバ憲法は、環境とその資源の保護を含むように改訂され、フィデルの下で、沢山の環境の観察、調査と保護する機関が作られた。

 「キューバ政府は、風景、植物相と動物相を保護するために多大な貢献をしていることが認められる。」と、フロリダ国際大学のジェニファ・ゲベラインが、『ナショナル・グラフィック』に書いていた。(N)

原文URL:

http://www.telesurtv.net/english/news/Fidel-Castros-Enduring-Environmental-Legacy--20161203-0012.html

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趣旨

今、ラテン・アメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

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