マラドーナ、「我々は、死ぬまでチャベス主義者だ」
- 2017.08.11 Friday
- 06:09
ディエゴ・マラドーナ(左)とエンリケ・カプリレス(右)|写真;EFE-Reuters
そのアルゼンチンのサッカーのスターは、彼がボリバル革命を支持したことを批判したエンリケ・カプリレスに反論した。
ディエゴ・マラドーナ、アルゼンチンの最も有名なサッカー選手は、ベネズエラの野党指導者エンリケ・カプリレスからの批判に反論した。彼は、この元アスリートが、ニコラス・マドゥーロ政権を支持している事を批判していた。
この右翼政治家は、マラドーナが、毎月たった15ドルで生活しなければならないとしたら、左翼政府を支持しないだろう、と主張した。これに反論して、このアルゼンチンのサッカーのスターは、彼自身の過去の困難に光を当てながら、カプリレスに狙いを定めた。
「カプリレス、私を騙すな。私は、7人兄弟と住んでいて、食べる者がほとんどなかったことをよく知っている。その15ドルがあったらなあと思う。」とマラドーナは、フェースブックに書き込んだ。
「あなたと私の違いは、私は決して裏切らないことだ。」
1986年のFIFAワールドカップでアルゼンチンの優勝に貢献したマラドーナは、アルゼンチンの最も貧しい地区の一つ、ビラ・フィオリテにある子ども時代の家の写真を付けた。
ブエノスアイレスのビラ・フィオリテにあるマラドーナの子供時代の家|写真:Facebook / Diego Maradona
すべての時代を通じて最高のサッカー選手の一人として見られているが、マラドーナは、キューバ革命の指導者、故フィデル・カストロや亡くなったベネズエラのウーゴ・チャベス大統領をずっと支持してきた。
「我々は、死ぬまでチャベス主義者だ。」と火曜日に別のフェースブックに書いていた。
「そして、マドゥーロが命令すれば、自由なベネズエラのために兵士として行動し、帝国主義者や我々の旗を奪おうとする連中と闘う。それは、我々にとって最も神聖な事である。」
カプリレスは、現ミランダ州の知事であるが、40人の死者を出した2014年の「ラ・サリダ」作戦で彼がやったように、社会主義政府に対する暴力的な抗議行動を支援しているだけでなく、彼らを組織化する上で中心的な役割を果たしてきた。
このため、この右翼野党政治家は、その後15年間、選挙に参加することを禁止されている。カプリレスは、大統領に2回立候補したが、2012年にはチャベスに、2013年にはマドゥーロに敗れている。(N)
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サッカー選手として好きだったが、同時に戦士だったとは。