世界の労働者階級は、ベネズエラを支援すべきだ

  • 2017.08.10 Thursday
  • 10:03

ボリバル革命と社会主義が、金持ちのすさんだ世界だけでなく、人民にとってずっと素晴らしい世界が可能であると見せていることから、歪曲され、攻撃されている。


虚偽広告を信ずるな:合衆国の左翼がベネズエラ革命を支援すべき理由

(Don't Believe the Hype: Why the US Left Should Support Venezuela's Revolution)

2017年8月7日 teleSUR(By: Daniel Falcone)発

Venezuelans march in support of their Bolivarian Revolution.

ボリバル革命を支持するベネズエラ市民のデモ。|写真:AFP

 

多くの西洋の左翼は、チャベスが好きだが、彼が実際に帝国とオリガーキーへの脅威を引き起こすと支援することを止めた。

 ダコタ・リリーは、『新しいアメリカのための学生青年』の設立メンバーの一人である。この組織は、合衆国の若者が、産業力を失い、規制撤廃され、虐待された合衆国経済の時代に直面している課題を民主的な解決することに重点的に取り組んできた。SYNAは、高等教育のコストとその指数関数的な上昇に取り組みながら、大学の学位の取得によって開かれてきたチャンスが目に見えて減少してきたことを指摘してきた。

 このインタビューの中で、リリーは、ベネズエラ連帯を支えるための参加の仕方と役割について、そして、無秩序な資本主義を食い止め、労働組合活動家や労働者階級自身がより多くの権利を獲得するための取組だけでなく、合衆国のベネズエラとの関係となると懐疑主義的となるメディアを合衆国の住民が利用する必要性について議論している。

 

【ダニエル:ファルコン】SYNAとの関係でのあなたの枠割と、現地のベネズエラが直面している特定の困難に、あなたの組織がどのように関わっているのか、お話してもらえますか?

 

【ダコタ:リリー】SYNAは、バリバル革命が、ベネズエラだけでなく、エクアドル、ボリビア、ウルグアイ、アルゼンチンなどで使っているのと同じたくさんの戦略と方法を使おうと奮闘している。この国の「左翼」は、ずっと前に、ウーゴ・チャベスが登場する以前のベネズエラの政治組織が行ったような、労働者階級を説得し、その意識を高める努力を止めている。合衆国の労働者階級の人民は、ベネズエラやその人民との間にどんな問題も抱えていない。それどころか、我々は、自分自身の労働者階級を解放する社会主義的人民主義のモデルを受け入れるべきである。

 ベネズエラでは、コングロマリット、金融機関、それとコロンビアや主要な加害者である合衆国のような外国政府によって妨害工作が行われている。今こそ、労働者階級の人民は、そこの労働者階級が、最近の十年余りで巨大な進歩を遂げたこと、そして我々が住んでいる国の政府が、合衆国を含めて残りの世界に提起している良い実例という脅威のために、彼らを攻撃していることを理解する必要がある。そこには我々の同志がいるのであって、我々は、その過程を弱めるのではなく、彼らの足跡に附いて行くべきなのである。

 

 

【ダニエル・ファルコン】合衆国の視点から見ると、ベネズエラは、統治と経済原則の社会主義的セットに従った結果として、経済的な悪化を被っているどうしようもない国である。これはどのように歪曲されていて、このような歪曲の目的は何でしょうか?

 

【ダコタ・リリー】再び、これは、ベネズエラが、国内のオルガーキーと国際的な資本家連中から受けている経済テロと妨害工作の行動を無視したものである。合衆国に支援された反対派は、貧困者向けの食料倉庫に火を点け、革命を弱体化するために、50トンの食料をこれらのテロリストは破壊したのだ!大きな会社が、彼らの倉庫を探すと、大量の食料、紙おむつ、調理油とその他の必需品が隠しているのが発見された。通貨の投機はすさまじく、原油価格の操作が活性化され、反対派の側の暴力は、破滅的なレベルまで高まった。実際には、資本主義とその操り人形が原因であるのだけれども、資本家のメディアにとっては、これすべてが、社会主義が原因であると言うことはいとも容易いことである!彼らは、ボリバル革命と社会主義が、金持ちのすさんだ世界だけでなく、人民にとってずっと素晴らしい世界が可能であると見せているだけに、歪曲しようとしているのである。

 

【ダニエル:ファルコン】リベラルなニューヨーク・タイムズは、合衆国の標準的な保守からは、左翼的な報道と見られているが、まだ、発展途上世界についての企業的な視点を持ったままである。ベネズエラは、単に活動する場所であって、俳優ではない。この報道の問題のある性質は別としても、ジャコバンのような左翼出版やベネズエラについてのごちゃ混ぜの報道について何かコメントすることができますか?

 

【ダコタ・リリー】時代が厳しくなれば、後退する人々もいる。これらのいわゆる「左翼」の報道は、ベネズエラが直面している問題の状況を詳しく説明するには、難しい時を迎えている。状況が困難になった時には、不屈の人々が活躍する。そして、倍掛けしていることや、かつて闘ってきた国務省の嘘をその同じ企業がオーム返ししていることを容易く見抜く人もいる。多くの報道機関は、ベネズエラやその他の左翼の大衆運動について良く言う以外、何もないのだが、支配階級がいつもの戦術を使うや否や、彼らは、前に倣えとなる。それは何よりも不幸なことだ。

 

 

【ダニエル・ファルコン】ニューヨーク・タイムズのメルシー・ベンザクエンが、ベネズエラの「経済の失敗」を強調した記事を出した。食料品の価格が急上昇していること、原油価格が高かった時代に使い過ぎたこと、食料生産のために私的な土地が収用されたこと、それと通貨統制についてコメントしている。この他にも、非常に単純化し過ぎたグラフを特徴とした半ページを書いている。ここでは、実際に何が起きているのでしょうか?

 

【ダコタ・リリー】またまた、ベネズエラの状況をもっと単純化し、歪めている。誰も、例えば、インフレのように、一定の問題が存在しないという人はいないが、ベネズエラが直面している問題について、批判的に考え、より深く掘り下げる能力には、差がある。マクロ経済をとれば、経済活動や問題を説明するために使われるグラフの普及にはいつもイライラする。グラフは決してすべての状況を示すことはなく、また、具体的な状況および背景の説明が無い。このタイムズの記事は、反対派が沢山の食料を燃やしたことについて何か書いているのか?会社が生産を拒否した時、労働者によって生産が開始された会社の事を書いているのか?ベネズエラの労働者階級に基本的な食料を供給しているCLAPプログラムについて何か書いているのか?それは、プロパガンダ以上のものだ。考慮された、そして批判的に疑問を提示された記事は、長くなる傾向にあるけれども、資本主義と帝国主義の嘘の繰り返しよりも、ずっと読む価値がある。

 

【ダニエル・ファルコン】ノーム・チョムスキー教授は、西側の定説に逆らって、ウーゴ・チャベスと彼の重要な成果と政治的目標を支持したが、チャベスが執行権力の集中を求め、最初に大統領になった時のアジェンダとは直感的に合わない政治的決定を掘り下げようとしたチャベスの最後の任期を務めた後については、コメントを付けていた。チョムスキーは、非常に敏感な学者で活動家なので、次のような質問をしてみたい。我々は、(大統領ニコラス)マドゥーロが、ベネズエラ経済を統合しようとして、今、直面しているかもしれない政府の課題と合衆国の偽善とを切り離すことが出来るのか?

 

【ダコタ・リリー】これはジャコバン派の疑問と関係していると思う。多くの西側の左翼は、チャベスが好きだが(そうすべき)、彼が実際に帝国とオリガーキーへの脅威を引き起こす時には、彼への支持を止める。彼らは、マドゥーロに関するこの問題も抱えている。彼らは、「革命は、バラを敷き詰めたベッドではない。」と発言したT.フィデル・カストロに対しても、運動がすでに書かれているルールブックに従わなくなると、嫌いになるのである。カストロは、まったく正しい!多くの西側左翼はこのことを理解しないし、明らかに本当でない時にも、資本主義や帝国主義へ挑戦することは、抱擁と花束でのみ出来るかの如く考えている。

 ベネズエラの反対派は、黒人のチャベス主義者に火を点けた。そして、西側の人々には、革命が対応するべき時に、何か問題はあったのか?とんでもないことだ!今、まさにベネズエラで起きていることのように、ここで警官が攻撃され、殺されるのを想像してくれ!我々には、戒厳令がある。その通り、平和的な議会選挙なんて無い!多くの人は、それを知ることなく(たぶん知りながら)、帝国の仕事をすることになる。私は、彼らに言いたい。革命を守れ、ベネズエラの人民を守れ、彼らの主権、独立を守れ、そして、うっかり、マドゥーロ、チャベスやベネズエラを批判するような時には、あなたは同じ側に立つ人間だと厳しく試されているのだ、と。

 

ダニエル・ファルコンは、独立系のジャーナリスト、インタビュー、研究者、活動家で教師である。彼は、モダーン・アメリカン・ヒストリーの卒業生である。彼は、現在の事件、政治状況、歴史と教育を網羅するいくつかの著作を書いている。彼は、ニューヨークに住み、教鞭を取っている。(N)

原文URL:

http://www.telesurtv.net/english/opinion/Dont-Believe-the-Hype-Why-the-US-Left-Should-Support-Venezuelas-Revolution-20170807-0009.html

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趣旨

今、ラテン・アメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

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