ベネズエラ:世界の主要メディアは、こぞって制憲議会を非難

  • 2017.08.03 Thursday
  • 05:38

世界中の主要マスコミの意図的な嘘報道は、あまりにも一方的で、露骨だ。沢山の人が、沢山の投票所で、平和的に朝早くから並んで投票しているのに、そのことには一言も触れていない。


ベネズエラの制憲議会選挙に関して主要マスメディアを誤解させたものは何か

(What Mainstream Media Got Wrong About Venezuela's Constituent Assembly Vote)

2017年8月1日 teleSUR(By Carla Gonzalez)発

ベネズエラの市民は、日曜日、政府が、この国を不安定化し、主権を破壊するためにメディアキャンペーンの標的とされている中で、制憲議会の代表を選ぶ投票を行った。

 国際メディア放送局は、大急ぎで投票の信頼性を落とすことに専念し、歴史的な選挙プロセスの全く不適切な説明を共有した。

 例えば、合衆国の新聞『ワシントン・ポスト』は、「投票をするというこの決定は、ベネズエラの人々の苦しみを長引かせ、より深めることになるように見える。」と書いた。この選挙の目的は、反対派との経済的、政治的対立を和らげることにあると、ベネズエラのニコラス・マドゥーロの言質があるにもかかわらずにである。

 『ワシントン・ポスト』はまた、280万人の国家労働者が、「もし、投票に行かなければ、仕事を失う恐れがあった。」と主張した。

 メディア放送局は、さらに踏み込んで、政府に選挙を中止するように要求した後で、この国内で民主的な選挙が行われたことは、合衆国のドナルド・トランプ政権に対する「直接の挑戦」を意味する、と主張した。

 その放送は、マドゥーロは、選挙を実施するという彼の公約通り日曜日を挑戦的にやり通した」と言い、「西半球の最新の独裁を作る可能性のある永い沸騰寸前の危機の決定的な新しい段階を作りだした。」と述べている。

 これらの扇動的なコメントは、しかしながら、憲法制定国民議会を招集する権利は、この国の憲法の中に含まれており、幾つかの条文によって支持されていることを認識していない。実際、憲法を改訂する議会の議員の絶対的な独立性は、これらの条文で保護されている。

 その一方で、ドイツの『ドイッチェ・ベーレ』は、この選挙は、「社会主義的独裁」を強固にすると述べた。ベネズエラの国民は、制憲議会を招集する権利を持っており、また、新憲法は国民による承認が必要であるという事実を無視している。

 

 英国のメディア放送局BBCは、カラカスでの暴力的な抗議における最近の死者を取り上げ、抗議活動家と警備隊の衝突に対する全面的な責任を問うた。

 しかし、ベネズエラの武装警察は、これらの非難を否定している。日曜日の記者会見で、防衛相ウラジミール・パドリノ・ロペスは、怪我や死者は警備隊のせいではない、と述べている。その記事はまた、ベネズエラ市民の投票する権利を守っている間に、8人の武装警察の隊員が重症を負ったことを無視している。

 CNNは、ベネズエラ政府をずっと批判しているが、制憲議会はマドゥーロによって支配されており、「投票は、大統領に巨大な権力を与えることになる。」と主張した。

 この声明は、その他のいかなる国家機関も、この新しい立法機関に干渉することができないことを考慮していない。社会の様々な層から市民によって選ばれた545名の議員だけが、新しい憲法を草案することができる。

 CNNはまた、マドゥーロがベネズエラの国民議会を置き換えるつもりだと報告した。国民議会に関しては、開かれた、直接投票を求める命令の中で何も触れられていない。

 カナダの『グローブ・アンド・メール』は、「広範な有権者が選挙をボイコットした」と伝え、夜明けに投票するために列を作っている人々のたくさんの写真が動画や沼地を渡って投票所へ行こうとした人々さえ無視した。その記事はまた、全国で熱心に投票しようとしている高齢者や障碍を持った人々の報告も載せなかった。

 「カラカスは、荒れ果てた通りと共にほとんどが閉鎖され、投票所はほとんどがガラガラで、投票の正当性に打撃が与えられた。」と、何の証拠も示すことなく『グローブ・アンド・メール』は伝えた。

 『ガーディアン』は、主要メディアの批判に加わり、この選挙を、「石油豊富な国の民主主義の解体を封印する」行動と呼んだ。

 再び、この記事は、この歴史的なイベントで、候補となるべき機会を得ようと闘っている数千人の人々を取り上げることはしなかった。そこには、LGBTのコミュニティ、学生組織や女性、農民組織からの候補者が含まれていた。

 最後に、『ニューヨーク・タイムズ』は、この選挙について次のような見出しで報道した。「ベネズエラが選挙の準備をすれば、民主主義の終わりを恐れる人もいる。」

 この記事は、「マドゥーロは、左翼運動が国家を掌握するのを強化する急進的な計画を推し進めている。」と報道し、候補者が政党を通じて投票するのではなく、個人の候補者を選ぶのだということを忘れている。

 最もひどい非難の一つでは、その新聞は、マドゥーロが、「路上の抗議行動を行っている人たちとの交渉を拒否してきた」と主張し、マドゥーロが平和的対話やバチカンからの助言を呼びかけ続けていることを、露骨に無視した主張を行っている。

 その記事は、マドゥーロとボリバル革命が、60年代にこの地域へ合衆国に支援された独裁を持ち込んだ外国の介入との闘いを固く誓っている時に、「過去数十年、ラテン・アメリカを悩ませてきた軍事政権以来、見たこともないような抑制力のない権力」を求めているとしてベネズエラ大統領への非難で結んでいる。(N)

原文URL:

http://www.telesurtv.net/english/analysis/What-Mainstream-Media-Got-Wrong-About-Venezuelas-Constituent-Assembly-Vote--20170730-0037.html

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趣旨

今、ラテン・アメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

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