被爆者、核兵器禁止条約成立を歓迎

  • 2017.07.11 Tuesday
  • 10:45

被爆国である日本政府は、この条約をすぐに承認し、批准するべき。日本が世界の先頭に立って、核保有国にこの条約の批准を迫れ。


日本のヒバクシャ、原子爆弾を生き延びた人たちは、国連の核兵器禁止条約を歓迎する

(Japan's Hibakusha, Atomic Bomb Survivors, Welcome UN Anti-Nuclear Treaty)

201779 teleSUR

A mother and her child in traditional dress in Hiroshima in September 1945 shown against the backdrop of the Atomic Bomb Dome in Hiroshima on August 5, 2013.

2013年5月5日に、広島の原爆ドームを背景として撮影された、1945年9月の広島で伝統衣装を着た母親と子供。|写真:Reuters/teleSUR

 

この条約は、力強く、「核兵器による苦しみと核兵器使用の犠牲によって生じた被害は受け入れられないもの(ヒバクシャ)」と言及した。

 合衆国による広島と長崎への原爆攻撃から生き残った日本の人々は、1945年の攻撃の被害に遭った「受け入れがたい苦しみ」を引用した核兵器の禁止を求めて122か国が賛成した、かつてない国連条約を歓迎した。

 多角的な核兵器軍縮条約は、合衆国、ロシア、中国、フランス、インド、パキスタン、イスラエルとDPRKが棄権する中、数か月の討議の後、可決された。オランダは、この条約に唯一反対し、一方、日本の右翼自由民主党政府は、皮肉にも、ドイツと韓国と同じように、この条約の成立に繋がる討議をボイコットするという合衆国の指揮に従った。これらの国は皆、合衆国の「核の傘」を頼りにしている。

 この条約の全文には、「核兵器の受け入れがたい苦しみと核兵器使用の犠牲がもたらす被害(ヒバクシャ)、並びに核兵器実験による影響を受けた人々の苦しみ」を引用して、「核兵器のいかなる使用もが生み出す非人道的な破局的な結果」が書き込まれた。

 総称してヒバクシャと呼ばれている日本の核兵器からの生存者たちは、国連での交渉の前に、悲惨な体験を何度も話した。過去72年間、原爆攻撃の被害者たちは、オーストラリアの先住民や太平洋の島民などの核実験による影響を受けた先住民の人々を含めて、一般市民に対する核兵器攻撃の結果について認識を高めてもらうように努力してきた。

 

 「私は、70年間この日を待っていた。最終的に達成したことに大喜びしている。」と、セツコ・サーローが話した。彼女は広島の生存者で、永い間、反核兵器を主張してきたが、ジャパン・タイムスに次のように述べた。「これは、核兵器の終わりの始まりです。」

 サーローが、1945年86日に、自宅のある街で破滅的な攻撃を目撃したのは、13歳の学生の時だった。今85歳の彼女は、合衆国の攻撃の結果として彼女が被った悲しい、厳しい試練についての認識を高めることに彼女の人生の多くを充ててきた。

 その経験を繰り返し話しながら、彼女は、「(被害者の)髪の毛が逆立ち、どうしてかは分からないが、目はやけどから腫れて閉じられていた。目玉が目から垂れ下がった人もいた。両手で自分の目を支えていた人もいた。走る人もいなくて、叫んでいる人もいなかった。全く静かで、まったく止まったままだった。どこからともなく、『水、水』という囁き声が聞こえていた。」

 合衆国の歴史家たちが、広島と長崎の市民の中心地への攻撃は、日本をすぐに降伏させ、このような沢山の日本市民と合衆国の部隊の命を保護するために必要だったと主張しているが、修正された一致する見方は、20万人以上の命を奪った核爆弾投下は、合衆国軍隊の強力な武器でソビエト連邦を押さえつけるための実弾演習だったと結論づけられている。

 この攻撃に続いて、合衆国政府は、長期間の日本のヒバクシャと子供への爆弾の疫学的、遺伝的影響の研究を始めるために原爆傷害調査委員会(ABCC)を設置した。生存者たちは、家、学校や職場から委員会のメンバーによって引きずり出されて、採血されたり、無理やり服を脱がされて写真を撮られたりしたと証言している。生存者が亡くなった時、彼らは委員会によって解剖の対象とされた。ABCCが、生存者に対してどのような医学的な治療を行なうつもりが無かったことを考えれば、深刻な影響に苦しんでいる人たちは治療が施されることはなく、生存者によれば、「実験動物」としての研究対象だった。

 「私は、この条約が7月7日に成立するとは、想像していなかった。」とトシキ・フジモリ日本原水爆被害者団体協議会(被団協)事務局次長が、記者団に語った。「これは、国連でここに集まったすべての人々の人間らしさを結集した成果だと思う。」(N)

原文URL:

http://www.telesurtv.net/english/news/Japans-Hibakusha-Atomic-Bomb-Survivors-Welcome-UN-Anti-Nuclear-Treaty-20170709-0030.html

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趣旨

今、ラテン・アメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

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