ブラジル:テメル大統領いよいよ失脚か

  • 2017.06.27 Tuesday
  • 10:03

汚職の権化みたいな男が、大統領でいることの方が不思議だが、我が国の方がもっと深刻。企業からの政治資金なんて、賄賂以外の何物でもないだろう。見返りがあるに決まっているのだから。


ブラジルの司法長官が、公式にテメルを汚職で告訴

(Brazil's Attorney General Formally Accuses Temer of Corruption)

2017626日 teleSUR

Brazilian President Michel Temer

ブラジルの大統領ミシェル・テメル。|写真:Reuters

 

弾劾審理を待つ間、テメルは90日間の停職となる。

 ブラジルの司法長官ロドリゴ・ハノットは、『オ・グロボ』紙によれば、月曜日、ミシェル・テメル大統領と彼の補佐役ロドリゴ・ロカ・ローレスを食肉加工会社大手のJBSから賄賂を受け取った容疑で。公式に告訴した。

 ハノットは、火曜日に追加文書と共最高裁判所へ告訴要請書を送った。それはその後、下院議会に送られる。

 法律によれば、現職大統領に対する犯罪告訴は、下院の3分の2が承認する必要があり、それから初めて、最高裁判所が有罪判決を出すことが出来る。もし、下院で承認されれば、テメルは弾劾審理を待つ間、90日間の停職となる。

 この考えられるシナリオでは、現下院代表のロドリゴ・マイアが、大統領職を引き受けることになる。

 エスタダオによる世論調査によれば、テメルは、この審理を阻止するだけの議員の支持を得ていない。

 一方、公式な報告書によれば、ブラジルの連邦警察は、月曜日、テメルを裁判の妨害で告訴するように勧告していた。

 テメルは、幾つかの汚職とスパイ容疑の告訴に直面しており、ロイターによれば、ハノットは、それらを一緒にするのではなく、妨害する戦略を弱められるように、それぞれ別々に捜査することを考えている。

 ディルマ・ルセフ元大統領に対する同様の審理の主要な仕掛け人の一人である、この四面楚歌の政治家は、『洗車操作』や『ラバ・ハト』捜査に絡む際限の無い政治スキャンダルでボロボロである。5月に、国内最大の食肉加工会社JBSの社長ホスリ―・バチスタとの会話の盗聴記録が公表され、この捜査において証人となりそうな人物への賄賂をテメルが支持している事が暴露されたようだった。

 この録音では、元下院議長エデュアルド・クンハに口止め料が支払われたという報告を受けて、「ほら、取っておけよ」とテメルが言っていることが聞き取れる。

 先週、ブラジルの連邦警察は、政治的便宜と引き換えにJBSからの賄賂をテメルが受け取ったという裁判へそれらの捜査を移管した。警察はまた、録音の信ぴょう性を確認している。その録音に関して、テメルは改ざんされたものだと主張している。

 テメルはまた、その他の容疑、すなわち、『アビン』として知られているこの国の諜報機関が、この汚職捜査の告発を担当している判事のスパイ行為をしたと雑誌が主張した報告を否定した

 テメルの沢山の複雑な関係は、支持を急落させた。

 『データフォルア』による調査では、彼の政権の支持は、回答の7%となっている。4月の9%からさらに下がった。(N

 

原文URL

http://www.telesurtv.net/english/news/Brazil-Temer-May-Be-Ousted-as-Attorney-General-Prepares-Corruption-Charges-20170626-0013.html

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    今、ラテンアメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

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