ブラジル:次のゼネストは6月30日

  • 2017.06.09 Friday
  • 05:09

韓国、ブラジル、日本は、政府トップの不人気な政策、汚職と私物化は同じだが、大衆運動が全く違う。


緊縮に抗議して、ブラジルの労働者は6月30日にゼネラルストライキで都市を停止させる

(Protesting Austerity, Brazil's Workers to Shut Down Cities in General Strike June 30th

2017年6月7日 teleSUR発

Protesters wave the Workers Party flag in a protest against unelected President Michel Temer.

非選出のミシェル・テメル大統領に対する抗議で労働者党の旗を振る抗議参加者。|写真:Reuters

 

選挙で選ばれていないテメル大統領政権が提案して政策は、年金受給の最低年齢を65歳に引き上げる。

 ブラジルの労働組合本部は、汚職論争で包囲されている選挙で選ばれていないミシェル・テメル大統領の辞任要求と同時に、新自由主義的な労働改革と老後の年金改革に抗議するために、6月30日にブラジルの大都市を麻痺させる新しいゼネラルストライキを呼びかけた。

 「もし、国民議会がその改革を賛成決議するならば、我々はこの動員を進める。我々は、ブラジル人民の意志に反してそれを決定することを許さない。」と、中央労働組合(CUT)の書記長セルジオ・ノブレが語った。

 CUTに加えて、ブラジル一般労働者連合(the General Confederation of Workers of Brazil)、ブラジル労働組合センター(the Central of the Brazilian Trade Unions)、労働組合と大衆連合(the Trade Union and Popular Confederation)、ブラジル労働者・労働者センター(the Central of the Workers and Workers of Brazil)、労働組合の力(the Força Sindical)、労働者階級中央連盟(the Central Intersindical of the Working Class)、新公務員中央労働組合(The New Central Union of Central Public Employees of the Server)、と一般労働組合(the General Union of Workers)もまた、ストライキに参加すると発表した。

 テメルが提案している緊縮政策は、退職と年金受給の最低年齢を引き上げるものである。国際通貨基金(IMF)のような国際機関が、経済成長に貢献するものとしてテメルの新自由主義的政策を支持しているが、この政策は多くの人から抗議を受け、貧困層と労働者階級の利益を損なうものとして非難されている。

 この提案はまた、大量の解雇の嵐の中で出されている。失業は、13.6%の高さまで上昇し、1,400万人のブラジル国民が職を失っている。

 4月後半には、テメルの経済的な緊縮策に抗議するために、CUTが呼びかけたゼネラルストライキに3,500万人以上のブラジル国民が参加した。

 新自由主義的な政策に不満が拡大する中、テメルが賄賂を認めたことを示す録音の証拠が出て来てから、ディルマ・ルセフ元大統領を追い出す議会クーデターを呼びかけて権力の座に就いた、選出されていない指導者に対する新しい抗議の波が始まった。

 録音テープの一つでは、テメルは、汚職スキャンダルに関する下院委員会の元議長であった、エデュアルド・クンハを黙らせておくために、元JBS取締役ホスリー・バチスタに63万7千US$を支払うように依頼している事が記録されている。(N)

 

原文URL

http://www.telesurtv.net/english/news/Brazils-Workers-to-Shut-Down-Cities-in-General-Strike-June-30th-20170607-0002.html

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    趣旨

    今、ラテンアメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

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    このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

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