ベネズエラ:反政府派に焼かれた青年が死亡
- 2017.06.05 Monday
- 07:12
ベネズエラのニコラス・マドゥーロ大統領に反対するデモ行進で燃えたバリケードを設置した反対派支持者。2017年5月20日、カラカスで。|写真:Reuters
オランド・ホセ・フィゲラは、ヘイト・クライムを繰り返す悪質な政府攻撃で、全身の80%を焼かれるという災難に苦しめられた。
2週間前、カラカスでの暴力的な反政府抗議行動の連中によって、暴行を受け、火を点けられたベネズエラの青年が、大怪我から死亡したと、土曜夜、政府高官が報告した。
オランド・ホセ・フィゲラは、反対派の抗議行動を行っている連中が、この21歳の黒人が政府支持者だと思って、カラカスの最も富裕な地区の一つアルタミラ近郊で、生きたまま火を点けられた。
ベネズエラの通信情報大臣エルネスト・ビジャレスが、土曜日夕方、彼のツイッターでこのニュースを発表した。
「オランド・フィゲラは、5月20日にアルタミラで、憎悪で心が病んだ者たちによって、刺されて、生きたまま焼かれたが、たった今、心肺停止で死亡した。」とビジェガスは書き込み、主要国際メディアが、フィゲラスのようなケースが沢山あるにもかかわらず、反対派の抗議が「平和」的であるかのように描き続けていると批判した。
フィゲラの母親イネス・エスパラゴサは、この悲劇やビジェガスのツイッターにある共有ビデオに映されている死ぬ前の息子の苦痛を思って反対派を非難し、攻撃した連中によって息子が動物のように扱われたと泣き始めた。
「何故、(国民議会議長の)ユリオ・ボルゲスは、これを許しているのか、そして(反対派リーダー)エンリケ・カプリレスが、これを許しているのか?」と彼女は問うた。
「私は誰を非難すればいいの?」と、彼女は続けた。「反対派。彼らは、息子に動物のようにガソリンを掛けた連中だから。もし、息子でなかったとして、他の誰かにそうしていたでしょう。」
フィゲラは、刺し傷が体の重要な箇所を傷つけていただけでなく、体の80%が第1度か第2度の熱傷を被っていた。
ベネズエラのオンブズマン、タレク・ウイリアムス・サーブは、彼のツイッターで右翼の暴力を非難し、ニコラス・マドゥーロ政府を打倒する目的で、4月初めに開始された反対派抗議行動の中で「処罰を受けていないヘイト・クライムの4人目の被害者」であると呼びかけた。
「殴打され、刺され、そして『デモ隊』によって生きたまま焼かれたオランド・フィゲラは、ベネズエラのヘイト・クライムの象徴である。」とサーブは書き込んだ。「ベネズエラの司法制度が、殺人リンチに対して最高の刑罰を与えられていない限り、ヘイト・クライムが増加するだろう。」
マドゥーロは、2週間前の毎週のTV番組で、この事件の後、この攻撃を非難した。
「一人の人間が、火を点けられ、叩かれ、奴らは4か所も刺した。奴らは、彼を殴り、リンチに近いことをした。誰かが彼が『チャベス主義者』だと叫んだだけで、あるいは、肌の色を理由としてそうしたのだ。」とマドゥーロは語った。「これが、反対派と呼ばれるものなのか?これが、彼らが民主主義と呼ぶものなのか?我々はこれを政治と呼ぶのか?」
2か月前に起きたマドゥーロ政府を追い出すことを目指している反政府デモ以来、続いている抗議行動と関連した事件で、70人以上が死んでおり、頻繁に暴力事件へと飛び火している。(N)
こんな犯罪者集団を「民主化勢力」と支持し、革命政権を「独裁」だとか「失政」だとか支離滅裂に非難していた元朝日の「リブパブリ」は、一度ベネズエラ行って「民主化勢力」に加わればいいでしょう。
オランド・フィゲラ青年のように、(日本人は先住民と同じモンゴロイドゆえ)「肌の色」で「チャベス主義者」と間違えられて、殴られ、刺されて、火をつけられますから。