ブラジル:15万人が『ブラジリア占拠』でテメルを追い詰める

  • 2017.05.26 Friday
  • 11:14

お隣韓国のように、ブラジルでもわが国でも、賄賂疑惑・私物化スキャンダルで、最終的に首脳を追い出すのは大衆の結集に掛かっている。


ブラジルのテメル政府、暴動の最中に軍隊の配備命令を取り消す

(Brazil's Temer Govt Revokes Army Deployment Decree Amid Outrage)

2017年5月25日 teleSUR発

A demonstrator runs near a burning barricade during a protest against President Michel Temer and the latest corruption scandal to hit the country, in Brasilia.

ミシェル・テメル大統領とこの国に打撃を与えている最新の汚職スキャンダルに対する抗議で、燃えるタイヤの傍を走るデモ参加者。ブラジリアで。|写真:Reuters

 

警察勢力に兵士を派遣することを含む、ブラジリアでの大規模な抗議行動に対する軍事制圧のために発行された命令は、1週間続くことが予想されていた。

ブラジル政府は、木曜日、汚職まみれで不人気な新自由主義緊縮政策を執っている、選挙で選ばれていないミシェル・テメル大統領に対する大規模な抗議行動を鎮圧するために、ブラジリアに軍隊を配備する大統領命令を取り消した。

 政府は、大衆的な反乱を弾圧するために、水曜日に兵士を配備した。テメルの辞任と予定されている2018年の投票以前に、新しい大統領を選択する選挙を早く実施しろという要求を掲げて、首都の街頭に溢れている数万人のデモ隊の統制を機動隊が行うことが不可能だと、政府は主張していた。オルガナイザは、300万人の都市を大衆が埋め尽くす、「ブラジリア占拠」の旗の下に参加するデモ隊は15万人になると見積もっていた。

 軍隊を呼び込むこの命令は、野党議員が水曜日に抗議行動に参加するために議会を退席し、テメルの反対派だけでなく、彼の仲間からも厳しく批判された。デモ隊に対して、警察と軍隊が唐辛子スプレイ、催涙ガス、ゴム弾と警棒を使ったので、抗議行動中に発生した衝突で、約50人が怪我をした。その命令はまた、兵士に秩序維持権限と逮捕権限を与えていた。

 

 ブラジルの『フォルハ・デ・サンパウロ』紙によれば、アドバイザーは、テメルがその命令を通告する前に、その指示は、テメルの評価に否定的な影響を与えるかもしれないと、彼に警告していた。テメルの評価は、広まった政府の汚職と彼の強引な緊縮政策の執行によって、既に色あせている。

 テメル政権に対する最新の抗議行動は、一般的に議会クーデターだと非難されている、昨年のディルマ・ルセフ元大統領の罷免と共に開始され、テメルが汚職捜査の有力な証言をしないように賄賂を渡していたことを認めていたという盗聴記録が暴露された結果、この政府に打撃を与える最も深刻なスキャンダルのすぐ後に始まった。

 テメルは、悪事を証明する盗聴によって、汚職捜査と正義という障害物に直面している。

 大統領は、『フォルハ・デ・サンパウロ』とのインタビューで、「私は辞任しない、そうしたいのなら私を追放しろ」と答えて、スキャンダルを巡っては退任するつもりはないと、明言していた。

 全く人気のないテメル政権はまた、一連の問題となっている緊縮政策で多くの大衆の怒りに火を点けた。その政策には、20年間の公共支出の凍結、教育、医療、年金労働法など、多くの社会保障を巻戻すことによって、貧困者や周辺に追いやられたブラジル国民に打撃を与えることが予想される改革が含まれている。(N)

 

原文URL:

http://www.telesurtv.net/english/news/Brazils-Temer-Govt-Revokes-Army-Deployment-Decree-Amid-Outrage-20170525-0011.html

コメント
1980年代の後半ごろ?ワシントンコンセンサスを押し付けられた頃の経済政策を思い出させられる。政治の混乱の裏に誰が要るのか分かるような気がする。
  • 戸舘あき子
  • 2017/05/27 4:20 PM
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>

趣旨

今、ラテン・アメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM