ベネズエラ:革命の象徴であるチャベスゆかりの家を、反対派が攻撃
- 2017.05.24 Wednesday
- 05:51
カラカスでの反政府行動中に、バリケードとして使用したトラックの傍に立つ抗議参加者たち。|写真:Reuters
ベネズエラ西部のバリナス市の加熱した抗議行動は、ボリーバル社会主義革命のシンボルを狙った。
ベネズエラの反対派の抗議は、ウーゴ・チャベス元大統領の子供時代の家を攻撃し、故指導者を追悼する5つの像を破壊した。暴力的な行動であふれた敵対的な反政府行動が行われたこの日、少なくとも一人の死者を出した。
サバネタという隣町の先住民であるチャベスが10代に過ごした、ベネズエラ西部のバリナス市にあるその家を、月曜日、抗議参加者が燃やした。
反政府抗議はまた、選挙管理委員会など公共の建物に火を点けたと、ペドロ・ルイス・カスチージョ議員が報告した。彼らは、ニコラス・マドゥーロ大統領政府を打倒することを狙って、50日以上路上で行動している。チャベスを追悼する5つの像と地域の住宅協会本部が破壊された。市内の一部で略奪があったという報告もある。
敵対的な抗議行動の最中に、19歳のヨルマン・ベルベシアが撃たれ、殺された。ベネズエラの検事当局は、この抗議中の2人の殺害についての捜査を命じ、この攻撃の責任者を起訴することを約束した。
ベネズエラ当局によれば、4月初めに、マドゥーロ政府に対する多くの反対派の抗議行動が始まってから、少なくとも、死者の数は合計60名に達している。
この国の西部にあるバリナスで、反対派は、医療労働者のストライキを求めていた。そして、その朝、この市のいくつかの主要道路は封鎖されていた。
エルネスト・ビジェガス通信情報大臣は、反対派が数十人の死を政府のせいにしようとしていると批判し、野党のリーダーは、「ひっくり返すことのできない真実を埋め込もうとして、身内の悲しみを利用している。」と主張した。
政府はまた、公共交通機関の焼き討ち、公共と民間資産への攻撃と略奪といった、一連の反対派による暴力行為を非難した。そして、カラカスで行われる「平和、生活と共存のための大行進」を呼びかけた。(N)
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しかしながらベネズエラ右翼も暴力的破壊活動を続ければ続けるほど、同様に大衆の離反を招き、右翼の革命政権打倒は正当性(始めからそんな物はありませんが)を失うでしょう。
トランプが「ベネズエラを修理する」として介入を口にしましたが、差別発言や政策で不人気なトランプが右翼に肩入れすれば、トランプ=右翼となり、かえって離反を招きそうですね(笑)
表向き「リベラル」で平和の仮面を被ったヒラリーの方が逆に危険だったかもしれません。