ベネズエラ:合衆国は、他国への干渉をやめよ!

  • 2017.05.20 Saturday
  • 05:06

合衆国は、自らの帝国主義的利益のために、その国の右翼に資金援助し、混乱させて、その国の政権を倒してきた。リビアやウクライナでは、成功した。シリアでは、ISISを援助しているが、まだ、うまくいていない。そして、ベネズエラ。


2009年以来、合衆国は、ベネズエラ右翼に4,900万ドルをつぎ込む

(US Has Budgeted $49M for Venezuelan Right-Wing Since 2009)

2017年5月17日 teleSUR発

U.S.-funded violent opposition protests continued into their seventh week.

7週目に入った合衆国が資金援助している野党の暴力的抗議行動。|写真:Reuters

 

この資金は、今や、海外作戦用の合衆国国務省の議会予算の頼みの綱となった。

 少なくとも2009年以来、合衆国国務省は、選挙で民主的に選ばれたニコラス・マドゥーロを打倒するために、現在で7週目となる暴力的な抗議行動を繰り広げているベネズエラの右翼野党勢力を支援するために、少なくとも4,900万ドルをつぎ込んだ。

 2010年の予算検証によれば、ベネズエラの「経済支援基金」に対してその年は、600万ドルが指定され、その予算は、「市民社会、市民参加、独立メディア、人権組織と民主的な政党を強化、促進するプログラムを通して、民主的な空間を保存し、拡大する取り組みを支援する。」

 ベネズエラの経済支援向けに予算化された、2011年の500万ドルの詳細では、その予算では、100万ドルが、特に、「政治競争と総意形成」の支援のためと明示されていた。

 ベネズエラに対してこの予算を通して、国務省は、故ウーゴ・チャベス大統領と現在のニコラス・マドゥーロ政府の「独裁傾向の拡大」についての懸念を繰り返し強調した。チャベスもマドゥ―ロ大統領も、国際的に認知された通常の予定通りの選挙で選ばれているにもかかわらずに、このような主張を繰り返した。

 

 2009年の予算は、ベネズエラとボリビアに対して「民主主義実践者」のチームを展開するために米州機構の支援を繰り返し、財政支援を継続した。ベネズエラとボリビアでは、「『参加型民主主義』とかいうこれまでに無い概念が拡大することによって、民主主義が脅威に晒されている」とか、「これらのチームによって実行された活動の実体が、予算上不明確である。」と彼らは言っている。

 OASの事務総長ルイス・アルマグロは、この地域組織からベネズエラを追放するキャンペーンを主導し、4月26日に、この機関は、ベネズエラの状況に関する会議を開催することに賛成した。ベネズエラは、それを主権の侵害であると批判し、ニコラス・マドゥ―ロ大統領は、この組織からの正式な脱退を通告した。

 2011年の予算では、国務省は、「合衆国は、ベネズエラの民主的組織が保護され、強化されることに最大の関心を持っている。」と書いている。

 1998年にウーゴ・チャベス元大統領が民主的な選挙で当選し、ベネズエラ・ボリーバル革命が始まってから、石油が豊富なこの国は、「非民主的」だと繰り返し攻撃されてきた。マドゥーロ大統領は、選挙は2018年に予定通り行われると、繰り返し発言して来た。しかし、野党は即座の退陣を要求し、不安定化行動を行いながら外国の介入を求めている。

 革命政府は、合衆国が持っていたベネズエラ石油についての政治的経済的支配権を、大いに損なった。それは世界で最大の石油資源の一つだった。チャベスの当選前は、豊かな資源があるにもかかわらず、ベネズエラは酷い階級的不平等に苦しめられていた。

 国連の資料によれば、ベネズエラの貧困率は、1998年以前は60%近くであったが、2015年までに、原油価格の下落をきっかけとした経済危機にもかかわらず、30%以下と半分に減らした。ボリーバル政府の下で、バリオ・アデントロ・プログラムを通して、医療制度が広く行き渡り、平均寿命は確実に向上した。

 合衆国政府は、資金援助している右翼野党の拡大した暴力行動には沈黙している。2014年の暴力行動では、43人の死者を出し、その半数以上は、野党に責任がある。

 現在、マドゥーロの打倒を呼びかける右翼による暴力的な抗議行動は、7週目に入った。そして、すでに、少なくとも50人の死者が発生し、多数の人が、けがをした。2014年の野党の暴力行動の惨事を越えている。政府が、対話と憲法制定議会における討論への参加を要請しているにもかかわらず、野党は参加を拒否し、支持者に抗議を続けるように呼びかけている。

 体制転覆の企てが、広範な大衆に受け入れられていないという認識を示して、2008年予算は、「ラテン・アメリカでの『民主主義』は、先進諸国によって進められてきたものだが、ますます、大衆の声は、開発と帝国主義と見るようになっている。」と書いている。

 2013年に元CIAの内部告発者エドワード・スノーデンによってリークされた、2007年の合衆国の戦略文書によると、ベネズエラは、西半球で合衆国の主要な敵国と見られていた。この国は、中国、北朝鮮、イラク、イランとロシアと並んで、「NSAにとっての永遠の標的」のトップ6か国の一つにリストアップされていた。(N)

原文URL:

http://www.telesurtv.net/english/news/US-Has-Budgeted-49M-for-Venezuelan-Right-Wing-Since-2009-20170517-0018.html

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趣旨

今、ラテン・アメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

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