ブラジル:3500万人が参加したゼネラル・ストライキ

  • 2017.04.29 Saturday
  • 08:29

このゼネストは、テメルの不支持率が87%で、1300万人もの失業者を出すという状況で行われた、ブラジル史上最大規模のストライキです。


テメルの新自由主義改革に反対する3500万人の強力なストライキが、ブラジルを機能停止へ追い込む

(35 Million-Strong Stike Against Temer’s Neoliberal Reforms Brings Brazil to a Halt)

2017年4月27日 teleSUR発

Starting early Friday morning, protests have brought major Brazilian cities to a standstill.

金曜日早朝、抗議行動はブラジルの各都市を機能停止に追い込んだ。|写真:EFE

 

記録的レベルの失業者と恐ろしいほどの不人気政府を背景として、あらゆる職業及び地位の労働組合、市民が、ブラジルで最大のストライキの一つに参加している

 金曜日朝から、ブラジルの3500万以上の人々が、ミシェル・テメル大統領の新自由主義改革に反対する、この国の歴史上最大のゼネラル・ストライキの一つに参加し、この国を停止に追い込んだ。

 このストライキは、そのほとんどが、ラテン・アメリカの最大の労働組合である、中央統一労働組合CUTとディルマ・ルセフ元大統領が所属するブラジル労働者党によって組織された。

 「テメルは、交渉しようとすらしない。」と、全国CUT議長のバグナー・フレイタスが話した。フレイタスは、このストライキは、職場を放棄して参加した3500万人以上というこれまでの記録を破るものとなる、と見ていた。

 ブラジルの最大の都市で経済の拠点サンパウロでは、地下鉄だけが稼働しているが、この都市の主要な空港へアクセスする70の主要なルートは封鎖された。夜明け前に、空のビルを占拠しようとして、多数の抗議参加者が警察と衝突した。また、警察は、抗議参加者を追い払うために催涙ガスを発射し、少なくとの12人が拘束された。

 また、同様のシーンは、遥か南のサントスでも見られた。そこでは警察が、空港へつながる道路の封鎖を解除しようとして催涙ガスを使用した、と報告されている。ブラジル中央にあるゴイアニア市では、警察が暴力的に抗議を散会させ、一人が強制的に逮捕され、その他、出血している人も見られた。

 リオデジャネイロでは、リオデジャネイロと近郊のニテロイ市を結ぶ橋が、朝、何時間もの間、激しい交通渋滞となった。大きな抗議が、東部のバヒア州の州都サルバドルと、南部のパラナ州のクリチバとミナスゲライスの州都ベルホリゾンテで続けられている。

 

 ポルトアレグレでは、警察が催涙ガスを発射し、路上で点火された火からの煙が、大気を覆っていた。銀行、学校と交通機関は、フロリアナポリスでは、休止に追い込まれた。サンタカタリナでは、路上を移動する抗議の群衆を警察が取り囲んでいる。

 

 ラテン・アメリカの最大の国中のその他の都市でも同様の結果となったと予想されている。

人々は、道路に障害物を置き、路上でタイヤを燃やして、多くの人が、「For a Temer!(テメルは出て行け)」のサインボードを掲げて、選挙で選ばれていない政府とその新自由主義的改革と緊縮プログラムに抗議している。

 ストライキの準備として、政府はすでに連邦の首都ブラジリアで政府建物を板で塞いでおり、地方のブラジルメディアは、ストライキの間、都市機能を維持するためにタクシーと相乗り活用が、料金を割引すると提案されていることを伝えている。田舎の地域では、地元の人々が、抗議のためにトラクターを使って道路を封鎖している様子が見られる。

 

 

 数十の組合、草の根組織、教師、協会指導者、市民、公務員が、ストライキの背後で支持をおくっている。

 「ブラジル史上最大のストライキとなっている。」とフォルカ・シンディカル労働組合の委員長パウロ・ペレイラが話した。

 

 

 「思想は、行動を起こさないが、通りや広場に人々を集め、すべての生産とサービスを止め、街をゴーストタウンにする。」と、ペラ州の単一労働組合の広報担当ベラ・パオロニが話した。

 

「このような重要な改革は、広範な討議なしには実行できるものではない。」と、ブラジリアの補佐司教レオナルド・ステイナーが、全国ブラジル司教会議で公開されたインタビューで語った。

このストライキは、テメル政権が、ブラジルの議員審議会で論争となっている労働改革法案を押し通した後すぐに、呼びかけられた。

この改革は、協定から通勤手当を除外すること、雇主の酷使に対する補償を削減すること、さらに重要なことに、雇主に労働時間を増やしても労働者の賃金を減らしてもよいとすることによって労働者の権利を弱体化させるものである。

 この法案は、強制的な組合費を終わらせることを提案しているが、上院によって承認される必要がある。ブラジルの下院は、296対177で承認している。

 

 また、テメルは、公的支出の20年間の凍結と年金保護を削減することを提案している。

 このゼネラル・ストライキは、最新の世論調査によれば、なんと87%というテメル政権の悲惨な不支持率を背景にして行われる。労働者と市民社会の大衆動員は、5日間の先住民の野営と警察組合の抗議といった進行中の抗議に続いて行われる。この二つは、ブラジル議会の前で行われている。

 

 「私は、混乱ではなく、秩序あるやり方で、ストライキにあらゆる人の参加を歓迎する。」と、ストライキのオルガナイザでフラビオ・ギオバネレ司教が、ブラジルのニュース放送局『プラス55』に語った。

 「何故なら、我々が平和なブラジルを望むなら、平和な抗議が必要だ。しかし、また、我々は、年金と労働改革に関しては、断固として我々の立場を主張しなければならない。」

 また、このストライキは、1300万人を超えた記録的な失業者数を背景として行われる。さらに、歴史上最悪の経済不況が加わる。しかし、テメルのクーデター押し付け政府は、それは引き継いだ問題であって、状況を打開するために努力しているところだ、と主張している。

 この国の保守的な指導者たちは、このストライキを非難し、罰金や賃金カットで組合とストライキに参加した労働者を脅している。(N)

(この原文には、さらに多数の動画や写真付きのフェイスブックのリンクがありますが、技術的に掲載できませんでしたので、原文をご覧ください。)

 

原文URL:

http://www.telesurtv.net/english/news/Brazil-General-Strike-to-Protest-Temers-Neoliberal-Reforms-20170427-0028.html

コメント
このゼネストは、どんな事があろうとも新自由主義への逆行は許さないという強い意志の表れですね。
その事がテメルの不支持率87%にも繋がってますが、弱者切り捨てと1%優遇政策採れば経済全体が上向くという既に破綻した新自由主義の論理に未だに固執し続けるテメルは頭が悪いとしか言いようがありませんね。
  • 痔憂は臭い
  • 2017/04/29 2:14 PM
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趣旨

今、ラテン・アメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

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