チリ:個人年金制度に大規模な抗議行動

  • 2017.03.29 Wednesday
  • 13:20

チリでは、昨年から個人年金制度への抗議行動が連続して行われており、年金以外でも、いまだにピノチェトの独裁時代の遺物との闘いを余儀なくされている。


200万人以上の人々が、チリのピノチェト時代の年金制度に抗議

(Over 2 Million Protest Chile's Pinochet-Era Pension System)

2017年3月27日 teleSUR発

Demonstrators take part in a protest against the pension system in Valparaiso, Chile.

チリのバルパライソで年金制度に抗議するデモに参加した人々。|写真:Reuters

 

チリの個人年金制度に反対する過去最大の抗議行動だった、とオルガナイザが話す。

 日曜日、AFPとして知られている個人年金制度に抗議するために、チリ全国の都市で数十万人の人々が街頭デモを行い、オルガナイザは、AFPにおける、この運動の歴史的な大義に向けた最大のデモ行進と呼んだ。

 労働者組織と労働組合によって組織されたデモ行進は、いくつかの他の都市と同様に、首都サンチャゴのプラザ・デ・ラス・アルマスを現地時間AM11時に出発した。

 オルガナイザによれば、80万人がサンチャゴのデモに参加し、全国で200万人以上の参加となった。

 「我々は、今日、沢山の人々がデモに参加し、社会運動として『もうAFPはいらない』と主張してくれることを願っている。」と、サンチャゴで『カブレアドス運動』の旗を持った抗議参加者が、チリのビオビオTVに話した。「(AFPは)、すでに失敗している。我々の政治家は、社会運動は止まらないということを知る必要がある。」

 CNT労働組合の広報担当者ルイス・メッシーナは、日曜日のデモは「歴史的な」デモ行進となる、と予想していた。「たぶん、歴史上最大。」と彼は言った。チリでの何回かのデモ行進で、退職後の平均的な年金受領額が最低賃金以下となっているAFP個人年金制度を、ミシェル・バチェレット大統領に止めるように要求して、今度の抗議行動となった。

 

 紛争中のこの制度はまた、労働者に収入の一部を強制的に預けさせ、民間企業の手によって経営されている口座の管理費が徴収されている。この制度は、約1000万人のチリの労働者の貯蓄を管理している。

 昨年、この年金基金は、2016年中頃に始まったチリの死亡率の変化を反映させる修正を行った。退職する労働者は、今後、退職後に2.1%近く少ない年金を受け取ることになる。

 チリの年金制度は、アウグスト・ピノチェト将軍の独裁時代から引き継がれたものである。ピノチェトは、サルバドール・アジェンデ大統領に対する1973年のクーデターから1990年まで、この国を暴力的に支配した。積極的な新自由主義と全般的な民営化を導入したこの時代の政策のほとんどが、まだ、チリ憲法の中に残っている。

 「我々は、チリのすべての労働者家族に、民営であれ、国営であれ、AFPはもういらないということを明確にするために、この日曜日に多くの人が、参加することを呼びかける。我々は、低額の年金や36年以上もAFPのせいで我々チリの労働者を標的としてきた永続詐欺の本当の解決にならない、見せかけだけの改革を容認するつもりはない。」と、オルガナイザはデモの先頭で叫んだ。

 「AFPはもういらない」という意味の『無所属市民の運動No+AFP』代表のマウリシオ・マトゥスは、すべてのチリ国民に参加を呼び掛けた。

 「これは市民運動であって、政治的なものではない。」と彼は言う。「その理由から、我々は、政治的な発言を持って参加しないでほしいと呼びかけた。これは、誰でも参加できる、横断的な運動であり、政治的な傾向から距離を置いている。」と彼は、話した。

 2016年8月に、ミシェル・バチェレットが改革することを約束した年金制度に反対して、サンチャゴで35万人の人々が抗議を行った。政府は、約1か月で何らかの計画を提示することになっている。(N)

 

 

原文URL:

http://www.telesurtv.net/english/news/Over-2-Million-Protest-Chiles-Pinochet-Era-Pension-System--20170326-0009.html

コメント
「企業を経営されている方、企業の人事、労使・労働問題について一緒に考えましょう」がキャッチフレーズの代言ヤクザがぬかしてた「人民の為にならない」という言葉は、ピノチェトの方こそに当てはまりますね。
アジェンデ政権は「人民の為にならない」のでは無く、「1%の為にならない」・「アメリカの為にならない」のが正解です。
  • 痔憂は臭い
  • 2017/03/29 7:54 PM
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< June 2017 >>

趣旨

今、ラテン・アメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM