チリ:銅鉱山のストライキに政府が仲介
- 2017.02.19 Sunday
- 06:53
ストライキ中の会社のゲートに集まるBHPビリトンのエスコディアの労働者たち。2017年2月10日、チリ、アントファガスタで。|写真:Reuters
世界最大の銅鉱山に労働者が、最大2か月のストライキを行うと脅していた。
チリ政府は、すでに10日間続いているストライキを終了させるための交渉に、エスコンディダの労働者と会社を招いた。
労働者たちは、賃金紛争をめぐって、オーストラリア人が経営するBHPビリトン銅鉱山でストライキを続けていて、最大2か月間、生産を停止させると脅している。木曜日の労働組合の声明によれば、来る月曜日に会合するように関係者の招待を延期した。
ストライキ中の労働者は、7%の賃上げとボーナスを要求している。彼らはまた、「あらゆるプロジェクトが、鉱山キャンプ内の空気の品質規則を守ることなく許可された」として、会社が違法な操業を実施したと異議を唱えている。
会社は、15日間の全生産の停止を命令した。最近のストライキ行動は、会社が事務所の一つを退避せざるを得なくなった、現地の破壊を伴っていた。
木曜日から裁判所の命令の一部として、組合は、鉱山の緊急業務を行うために40人の労働者を派遣している。それは、会社が、「ストライキ期間中に労働者と施設を守るセーフガード」が重要だと言っていたものである。
会社は、最近のストライキが労働者の交代と最近の暴力を解明する望みを不可能にしている、と述べている。AFPによれば、この会社の業務担当の副社長パトリシオ・ビラプラナは、「対話を再開する状況になれば、交渉は、尊敬と合法の枠組みへ戻される。」と話した。
アントファガスタから少し離れたところにあるアタカマ砂漠の露天掘りは、世界最大の銅山である。そこでは世界の銅の産出量の約5%を生産しており、銅は、チリの輸出額の半分以上を占める。このストライキは、最も広範に使用されている工業用金属の世界的な供給を混乱させる恐れがある。(N)
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