メキシコ:ガソリナッソの闘いは、さらに拡大か
- 2017.01.17 Tuesday
- 05:08
メキシコ政府によって実施されたガソリン価格の値上げに反対してメキシコ・シティの繁華街をデモ行進する抗議者たち。|写真:Reuters
この動員の決定は、前回の総会での投票に従ったものだ。
労働組合に組織された教育労働者が、ガソリナッソに対する最近の数週間の大衆闘争に火をつけたガソリン価格の急激な値上げに抗議するために、土曜日、全国的な行動を開始した。
メキシコの大きな教員組合CNTEの一つである、第22セクションに組織された教員たちが、組合活動が活発な37の区域でおこなわれているエネルギー改革(ガソリン価格の値上げの責任がある)に反対する結集を開始した、とポチュトラの組合指導者エクター・キュエト・ロペス教授が述べた。
この市では、教員たちは、現地時間AM8時にデモ行進を行い、改革に反対する他の社会組織や政治運動と一緒に政治集会を行った。
この動員の決定は、前回の総会での投票に従ったもので、「人民を殺そうとする構造改革」に反対する決議は承認されている、とリーダーは話した。「我々は、この国が危機の中を進んで、彼らが新しい経済へと合わせようとするならば、国家役人の不正とも闘うつもりだ。」
1月1日に有効となった燃料価格の2桁の値上げに抗議するために、過去1週間以上にわたって全国の都市で、数万人の人々が道路を埋めた。この値上げによって、トルティージャのような日常の主食の価格が最大20%引き上げられてしまうかもしれない。
抗議が発生してから、警察と抗議間の衝突と略奪行為で6人が死亡し、1,500人が逮捕され、420の企業が影響を受け、幾つかの道路が封鎖された。
メキシコの大統領エンリケ・ペーニャ・ニエトは、この価格の引き上げは、国際市場の結果であって避けられないものであり、国有の石油会社ペーメックスの独占を徐々に崩し、メキシコの石油産業の民営化を進めようとしている彼の新自由主義的改革のせいではない、と主張している。(N)
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