ニカラグア:オルテガ、3期連続の大統領に就任
- 2017.01.12 Thursday
- 05:16
新しい大統領と副大統領に就任するダニエル・オルテガとロサリオ・ムリージョ。|写真:Reuters
このサンディニスタの指導者は、中央アメリカの歴史上、最も人気のある大統領の一人である。
ダニエル・オルテガが、火曜日、中央アメリカにある国の首脳として、今度は選挙で副大統領に選出された夫人のロサリオ・ムリージョと一緒に、ニカラグアの大統領に就任する予定である。
71歳のオルテガと副大統領候補ムリージョは、11月の総選挙で、第2位の候補の得票がわずか14.2%と言う大差をつけて、72.5%の得票率で勝利した。
投票での圧倒的な差にも関わらず、野党は選挙のやり直しを要求しているが、サンディニスタ民族解放戦線FSLNのオルテガは、この結果には自信があると、発言した。
「我々は満足している。選挙の過程で何者かが妨害しようとしたが、意志の力と人民の決意が圧倒した。」とオルテガは話した。
ラテン・アメリカの国家の首脳で左翼政党の指導者は、首都マナグア市の革命広場で開催が計画されていた、就任式典のためにニカラグアに到着した。
「これは、ニカラグアにとって偉大なだけでなく、その指導者が承認され、現実的にニカラグアを進歩と発展の方向に進める彼のプロジェクトを継続できることである。」と、アルゼンチンの友好政党の首脳マリアーノ・キアファルディーニが話した。
「それはまた、ラテン・アメリカすべにとって大きなニュースである。というのは、ダニエル・オルテガは、地域統合を保証するラテン・アメリカの指導者の一人だからである。」とキアファルディーニが述べた。
ニカラグアの国民は、毎年の7月19日に革命広場に集まり、1979年に合衆国に支援されていたソモサ王朝の独裁を打倒したサンディニスタ革命を祝っている。
貧困の削減などのオルテガの下で達成した成果には、経済成長の持続や全国での社会プログラムの支援がある。ラテン・アメリカの経済委員会によれば、ニカラグアは、ラテン・アメリカ諸国の中で、不平等の削減では第2位にランクされている。
識字キャンペーンのおかげで、ユネスコは、2009年にニカラグアを非識字からの脱却を宣言した。
ダニエル・オルテガは、1984年に初めて大統領に選ばれた。1期目を務めた後、2006年に権力に戻った。それから、2011年と2016年に再選されている。(N)
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