最初の黒人国家ハイチに、フランスが元奴隷所有者に対する法外な補償要求

  • 2017.01.04 Wednesday
  • 06:44

ハイチが独立後、フランスから元奴隷所有者に対する法外な補償を要求され、それがハイチを貧困状態のままとしたというお話です。


ハイチ:解放の代償

(Haiti: The Price of Liberation)

2017年1月1日 teleSUR(By teleSUR / mw-OA-DB)

「アレクサンダー・ペーションが、我が国の本当の解放者だと公表してもよろしいでしょうか?」と、南アメリカをスペインの支配から解放したベネズエラ人のリーダーであるシモン・ボリバルが、ハイチの初代大統領であるアレクサンダー・ペーションに尋ねた。

 180411日、フランスの奴隷状態で植民地に対する数十年の闘争を経て、サント・ドミンゴというフランスの植民地がハイチ共和国となった。それは、アメリカ大陸で最も成功した奴隷の反乱であり、国家創設に繋がったこの手の唯一の反乱であった。

 18151215日、スペインによってカタゲナで敗北を喫した後、革命家シモン・ボリバルが、ハイチのオー・ケイに到着した。彼は、建国の父であり、新しく解放された黒人共和国の初代大統領であったアレクサンダー・ペーションを助けようとしていた。

 

 

 

シモン・ボリバルは、1783724日にベネズエラのカラカスに生まれた。

 

 ペーションは、スペインに敗北を喫した後、行動を共にしてくれたボリバルとベネズエラ人の家族と兵士たちに住処と食料を提供した。彼らは、ペーションの庇護の下で回復し、再編成した。

 記録によれば、ペーションが提供したもの中には、4000丁のライフルや火薬、食料と印刷機があった。彼はまた、ハイチ人の軍事戦略家や18164月の遠征に彼と同行したカリブ諸国の革命の歴戦の兵士と共にボリバルに貢献した。

 ペーションがボリバル主義の革命家の提供したすべてのものと引き換えに、彼は、スペインからの独立を達成したすべての国の奴隷を解放してくれるようにベネズエラ人リーダーに頼んだ。

 またしても、スペインはボリバルを打ち負かし、またしても、彼はハイチに戻って回復し、再軍備した。この時、ペーションは、ボリバルに住処と銃弾の新しいセットを含む支援を提供した。181612月、ボリバルはスペインを打ち負かすために、南アメリカを出発し、今度は、彼は勝利した。

 ボリバルの書簡集「解放の人:シモン・ボリバルの著作」によれば、ハイチは、ただ軍事物資を提供したのではなく、開放された南アメリカ国家のモデルであった。

 ボリバルは、ハイチの実例からボリビアの最初の政府を構築した。そして、ベネズエラ憲法は、ハイチのためにペーションが書きあげた憲法を土台としたものとなった。そして、もちろん、彼は、新しい国では奴隷制は違法であると宣言した。

 ボリバルは、ペーションに書き送っている。「ベネズエラの住民への私の声明と布告の中で、私は奴隷制に関するものを出さなければなりませんでした。閣下に私の気持ちを伝えられるかどうかわかりません。また、あなたの援助という永遠の印を子孫に残せるかどうかわかりません。

私が、あなたが我々の解放の起草者なのだと宣言しなければなりません。」

 ハイチは、フランスの植民地から解放され、1825年のボリバル国のスペインからの独立を刺激し、支援した。フランスは、元奴隷所有者に「補償」として15000万に金フランの支払いをハイチに要求した。

 500門の大砲を積んだ12隻のフランスの軍艦がハイチの海岸に沿って配置され、ハイチ国を再び侵略し、再び奴隷化すると脅した。ハイチは為す術がなかった。1世紀以上に渡って、ハイチは、信じられないような高い利率をハイチに課した一つのフランスの銀行からの債務の融資を要求された。

 ハイチに対するフランスの政治的な国家承認は、1834年まで続いた。残忍なハイチの奴隷制は、フランスの途方もない金持ちが作ったものだ。この最初の独立した黒人国家は、ヨーロッパ中に衝撃を与えた。それは明らかにヨーロッパ支配にとっての脅威であり、ヨーロッパ植民地主義に対して勝利した抵抗の狼煙となった。そして、ボリバル主義革命を支え、合衆国における奴隷反乱を刺激した。ハイチは、罰せられなければならなかった。永年に渡って、元奴隷所有者に対する、この「独立債務」の返済は、外国に導かれたクーデターや占領と共に、ハイチ経済を不自由とし、貧困のままに置かれた。イギリスの新聞「ザ・ガーディアン」が指摘するように、「ハイチが補償金を支払っている時、フランスはインフレと最低金利を調整した。その価値は、400US$になる。」

 今日まで、フランスは、1世紀以上に渡って違法に要求したお金をハイチに返却することを拒否している。(N

原文URL:

http://www.telesurtv.net/english/analysis/Haiti-The-Price-of-Liberation-20141231-0006.html

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趣旨

今、ラテン・アメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

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