ハイチ:ハリケーンによる被害の大きさは、自然の猛威だけでなく、社会的な貧困も

  • 2016.10.11 Tuesday
  • 14:34

クリントンや1%の連中は、帝国主義的な政治介入と搾取では飽き足らず、自然災害と救援活動も金儲けの手段とする。


壊滅的なハリケーンが、ハイチでのクリントンの置き土産についての議論を蒸し返す

(Devastating Hurricane Renews Debate on Clinton Legacy in Haiti)

2016年10月9日 teleSUR発

People gather at the shore after Hurricane Matthew passes in Jeremie, Haiti, Oct. 8, 2016.

ハリケーン・マシューが通過した後、海岸に集まる人々。2016年10月8日、ハイチ、ジェレミーで。|写真:Reuters

ヒラリー・クリントンが国務長官だった時に、2010年の選挙に合衆国のお気に入りの候補者にテコ入れするために介入し、その結果、その候補者が大統領に当選した。

 国際的な支援が、ハイチに入り始めた。ハイチでは、ハリケーン・マシューが約900人の死者を出し、新しいコレラ感染が拡大している。毒蛇に咬まれた島国でのビルとヒラリー・クリントンの関与についての困った問題が再び持ち上がってきた。

 2010年の壊滅的な地震の後、クリントンの外交政策、ロビー活動と慈善活動は、良いことより、害をあたえることの方が多かったのではないのか?

 先週、10年間で最悪の嵐がハイチに上陸した後、ビル・クリントンは、10月4日にツイッターに書き込んだ。「#ハリケーンマシューによって影響を受けたすべての人に祈ります。ハイチの人を助ける方法はこれです。」と「クリントン財団」がいかに災害に対応しているというメディアの詳細記事にリンクさせた。

 「これは冗談だろう。お前は一度すでにハイチを略奪しただろう。」とあるツイッター・ユーザーが返した。「クリントン夫妻は、自然災害の後、貧しいハイチをだまし取ったままだ」と別のユーザーが書き込んだ。

 このツイッターは、2010年にハイチを揺るがし、約20万人の死者を出した、マグニチュード7.0の地震の余波についての言及だった。法人の提供者の助けを借りて、クリントン財団は、救済支援で数十億ドルを集めた。

 しかしながら、よく議論されているように、60億ドルは、クリントン・キャンペーンの最大の提供者である、クレイトン・ホームズによって配られたホルムアルデヒドが充満した移動住宅に使われた。移動住宅の居住者は、頭痛とその他の病気を訴えていて、移動住宅は、地震によって家を失ったハイチの人々を病気にした。

  クリントン財団とは違う話題では、国連と他の援助諸機関、はっきり言うと赤十字は、歴史的な自然災害への対応を台無しにしたことで多くの人の批判を集めた。国連は、批判に直面して数年、最近、コレラ流行に拍車をかけた役割では、第一位であったことを認めた。赤十字は、もう一方では、ハイチの被災者を助けるための数百万ドル集めて、たった6軒の恒久住宅しか作らなかったことを暴露する記事が出されて、昨年、激しい抗議の的となった。

 壊滅的な2010年の地震と、その多くがオバマ政権時の国務長官だった時のヒラリー・クリントンのお節介が原因で、必然的に起きた政治的不安定性から回復を続けている時に、ハリケーン・マシューは、ハイチを襲った。地震後の選挙で、クリントンは、先行していたミルランド・マニガの対抗馬として、ミシェル・マテリを次期大統領とすることを確実にするために介入した。以前は決して政治職に立候補することの無かったハイチのポップ・スター、ミシェル・マテリは、1回目の投票で、ウド・セレステインに次いで3位だった。つまり、彼は2回目の投票に進むことができなかった。しかし、ラバラ大衆党のセレステインは、クリントンの個人的な介入も含む、国際的な圧力につぶされ、このレースから離脱した。マテリは投票に加えられ、そして、マニガに勝利した。マニガの左派系の政治運動では、大規模な自然災害に見舞われたハイチにおける外国からの救援組織の役割を批判していた。

 今、ハリケーン・マシューのために、日曜日に予定されていた、ハイチの長く延期されていた大統領選挙が無期限に中止となった。この国は、政治的な混乱のせいで、昨年の大統領決戦投票日程が変更され、最終的に中止されたことで、政治的に宙ぶらりんの状態であった。そして、選挙の全面的なやり直しを強制された。

 しかし、クリントンのお節介は2010年の地震に遡る。2008年初め、合衆国の上位議員であったクリントンは、ウイキリークスが暴露した電報によれば、この国で事業を展開している外国のブラック企業の所有者たちと結託して、ハイチの最低賃金の引き上げに反対するロビー活動を行った。西側世界の最貧国で、賃金の引き上げを妨害することは、不平等を一層深めることになった。

 ボロボロな社会基盤しかなく、極度の貧困は、ハリケーン・マーシュのような自然災害にうまく対処できない最大の理由の一つである。ハイチの一部の地域では、みすぼらしい住宅とビルのほとんどが破壊されたと、救援組織が報告している。(N)

原文URL:

http://www.telesurtv.net/english/news/Devastating-Hurricane-Renews-Debate-on-Clinton-Legacy-in-Haiti-20161009-0006.html

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趣旨

今、ラテン・アメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

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