ベネズエラ:英国が保管している金に関する裁判で逆転判決

  • 2020.10.08 Thursday
  • 04:48

英国で保管されている準備金に関する控訴審でベネズエラ政府が勝利

Venezuelan Gov't Wins Appeal on Gold Reserves Held in the UK

2020年10月5日 venezuelanalysis(By Ricardo Vaz)発

 

イギリスの控訴裁判所が野党指導者グアイドを同国の合法的な指導者として「明白に」承認した判決を逆転した。

The Bank of England has refused to repatriate Venezuelan gold since 2018. (Caters News Agency)

2018年以来ベネズエラの金を本国に送還することを拒否してきたイングランド銀行|写真:(Caters News Agency)

 

 ベネズエラ政府は月曜日、イングランド銀行(BoE)が保管している金塊へのアクセスを取り戻す闘いで法的な勝利を収めた。

 月曜日、イギリスの控訴院裁判所は、ロンドンに保管されている31トンの金塊の管理に関してベネズエラ中央銀行(BCV)に有利な判決を下し、BCVの控訴の後の高等裁判所の前回の判決を覆した。BoEはベネズエラから預かっている金を2018年後半から本国へ送還することを拒否していた。

 7月に、ナイジェル・ティアー裁判官は準備金にアクセスするためにベネズエラの法的手段を

却下する判決を下していた。ティアーは英国外務省がグアイドを「暫定大統領」として「明確に」承認しており、だから「ワンボイス」ドクトリンの下で、司法は政府の立場に拘束されると主張していた。

 しかし、レイソン、マレス及びフィリップスという控訴院裁判官による月曜日の決定は、英国政府にグアイドに関する「承認」を明確にするように求めた。

 

 以下のことを決定する必要がある。

 (1)HMG(陛下の政府)はあらゆる目的でグアイド氏をベネズエラの大統領として承認している。そしてそれゆえ、マドゥーロ氏をいかなる目的でも大統領として承認しない。あるいは

 (2)HMGはグアイド氏をベネズエラ大統領になる資格がある者として、また、だから大統領の全権力を行使する資格がある者として認めているが、実際にベネズエラ大統領権限の一部ないしは全部を行使している人物としてマドゥーロ氏も認めている。

 

 けれども、ダウニング街10番地のグアイドの支持が国際法に違反しているというBCVの弁護士の主張に関して欠陥のある判決を停止させた。

 BCVは声明の中で、控訴院裁判所が7月の「異常な」判決を覆したことを歓迎した。

 「ベネズエラ中央銀行は主権を有する国際準備金を保護するために必要なあらゆる行動を今後も継続する。」と声明に書かれている。BCVは、現在の金価格で18憶ドル相当の準備金が売却され、同国のCOVID-19対策を拡充するために国連開発プログラム(UNDP)を通して資金手当てされる予定だと繰り返し述べた。

 BCVの顧問弁護士であるサイワジャ法律事務所のサロシュ・ザイワジャ弁護士も同様に国際法に肯定的であるとこの決定を称賛し、グアイドは国内で何の実質的な権限を持たない「仮想の首相」であると主張した。ベネズエラ政府に預かり品の管理を認めることを拒否することは「主権を持つ資産の安全な保管場所として海外でのイングランド銀行の評価を著しく落とす」ことになると彼は主張していた。

 2019年1月に野党議員ファン・グアイドは「暫定大統領」を自称し、米国や英国およびその同盟国がすぐに承認した。その直後の数か月で、米国に拠点を置く石油子会社シトゴーなどの海外に保管されている多くの資産が凍結されるのをベネズエラ政府は見てきた。

 野党指導者の事務所は声明で、この判決は英国の立場を覆したものではないと主張している。グアイドの英国代表バネッサ・ネウマンは、金の管理をめぐる決定は今度は商業裁判所へ戻ると述べ、そこでボリス・ジョンソン政府がマドゥーロ政府に対する何らかの「暗黙の承認」を保持しているかどうかが問われることになる。

原文URL:

https://venezuelanalysis.com/news/15014

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趣旨

今、ラテンアメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

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