ブラジル:COVID-19感染が先住民に拡大
- 2020.08.23 Sunday
- 05:42
ノボ・プログレッソにおけるCOVID-19の拡散を回避するためにBR163拘束道路を封鎖するカヤポ族。2020年8月20日、ブラジルで。|写真:Twitter/ @thandojo
ブラジルの先住民コミュニティにおける不適切な管理の問題は憎悪、制度的人種差別と農業ビジネスの推進によるものである。
ブラジル連邦最高裁判所(STF)判事ルイス・ロベルト・バロッソが水曜日、先住民社会でのCOVID-19を抑えるために新しい計画を提示するようにジャイル・ボロソナロ政権に命令した。
当初の計画はブラジル先住民会議(APIB)と幾つかの政党からの要請をうけて、6月に要請された。
新しい命令では9月7日までに文書を修正し提出する必要がある。
STFの決定は先住民社会を代表する組織や基金の要求に応えており、彼らは以前の政府計画は精度が足りないと指摘していた。
計画の書き換えを要求した組織には、全国人権委員会(CNDH)、ブラジル公衆衛生協会先住民健康作業部会(ABRASCO)、大衆省とオンブズマン事務所がある。
The rate of #COVID19 deaths among indigenous people in Brazil's Amazon is nearly 250% higher than in the general population.
— Oxfam International (@Oxfam) August 14, 2020
Why is COVID-19 disproportionately affecting indigenous populations in Latin America? And what can be done to prevent it? https://t.co/7y2YAScODZ pic.twitter.com/CZp0ROmGFX
「我々は先住民社会でこの病気と闘うためにブラジル大統領の政策を糾弾する。我が町ではこれまでのところ700人以上のCOVID-19による死者が登録されている。」とAPIBが非難した。
ブラジルでは、先住民の間で26,956人の感染者と155の村でパンデミックの影響を受けている。
「マトグロッソドスルでは、ブラジルの先住民の中でのCOVID-19死者の93%をテレナ族が占めている。その州では幾つかの村ですでに44人の先住民の死者を出しており、その41人がテレナ族である。」とAPIBが述べている。
ブラジルの先住民社会における不適切な管理の問題は憎悪、制度的人種差別と農業ビジネスの推進によるものである。
最近数日、カヤポス族のメンバーたちが乏しい医療資源に抗議し、違法な採掘による彼らの土地への侵略に反対して道路封鎖を実行している。
#Brazil | Seeing is believing... pic.twitter.com/aAnCA1nLIL
— teleSUR English (@telesurenglish) April 21, 2020
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