ベネズエラ:コミューン動画シリーズ第3弾(第2部)

  • 2020.08.02 Sunday
  • 04:48

ベネズエラアナリシスの「コミューンでは」動画シリーズ第3弾(第2部)です。カラカスの中心部にある都市型コミューンの草分けの『パナル2021』コミューン紹介の2回目です。約11分の動画です。


コミューンでは:『パナル2021』コミューン(第2部)

In Commune: The Panal 2021 Commune (Part 2)

2020年7月26日 venezuelanalysis(By Katrina Kozarek)発

『パナル2021』に特化した「コミューンでは」のエピソードの第2部は、人民権力の経済的側面と今後の課題に焦点を当てる。

 

 

 ベネズエラ国外では、コミューンはボリバル革命のまだ良く知られていない側面であり、元大統領ウーゴ・チャベスによって敷かれた21世紀の社会主義のビジョンにとってコミューン国家の発展は不可欠である。

 「コミューンでは」というこのシリーズでは、ベネズエラアナリシスが農村と都市のコミューンの様々な体験を調査し、これらの非常に議論の的となっている組織がどんな存在であるのか、彼らはどのように実践しているか、そして帝国主義の政治的経済的攻撃が行われている現在の状況の中でボリバル革命の継続のために彼らに何が表現出来るのかをもっと良く理解してもらえるよう助けになればありがたい。

 

ビデオシリーズ「コミューンでは」

第3章:『パナル2021』コミューン(第2部)

Video Series “In Commune”

Chapter Three: The Panal 2021 Commune (Part 2)

 

 「コミューンでは」のこの章は、デ・エネロ23区というカラカスの中心部にある『パナル2021』コミューンを探索する。このコミューンはマルコス・ペレス・ヒメネス独裁の打倒に戦闘的に参加し、1980年代と90年代の新自由主義政府に対する抵抗運動で重要な役割を果たしたことで有名である。このコミューンはイデオロギー的規律と地域的な集団の組織化で鍛えられ、今では『アレクシス・ビベ愛国戦線』として知られている全国的な大衆運動になっている。コミューンの提案とこの革命的大衆運動の融合は、コミュニティ組織の稀有な経験と複雑だが不可欠なコミューン経済という実例を生み出している。

 

 その誕生以来、『パナル2021』は組織の中心部分としてコミューン経済を重視した。砂糖袋詰め工場、パン工場や縫製工場はこのコミューンの初期段階において重要な役割を果たし、政府の財政が揺らぎ、ベネズエラでの経済危機が深化して生産の緊急性が拡大した時であっても、コミューンの建設を継続するうえで経済的組織的な支柱を提供した。

 

 経済的戦略を順応させ、深化させようとする永続的な取り組みにおいて、『パナル2021』コミューンは地域経済活動の推進と組織化のための構造を作り上げ、コミュニティに適正な価格の商品やサービスだけでなく、雇用、解放的な労働環境やコムナルドのための機会を提供している。これらの集団は生産単位としてだけでなく、イデオロギーや実践的な学校でもあるように考えられており、そこでコムナルドは労働のためのより人間的な制度、政策決定の方法や地域的な持続可能性を持つ代替の経済を学び経験する。

 

 コミューンの計画化生産事務局はコミューンのそれぞれの組織された労働集団からの余剰を社会プログラムへと戦略的に投資する。近年生まれた重要な一つの実例は大衆食堂である。それは毎日70人から130人の最も脆弱な子供たちに無償で食事と活動を提供している。このコミューンはスポーツスクール、文化プログラム、コミュニティ教育プログラムやレクリエーション施設の建設などのその他の社会プログラムに自己資金を充てており、全般的な福祉やコミュニティの安全保障に貢献している。

 

 組織された集団労働からの利益は同様に新しい集団を作ることに投資される。最近数年で、このコミューンは洗車場、機械工房、ランチカウンター、コンビニエンスストア、コミューンケーブルTVサービス、そして農民の全国ネットワークと人民から人民へと呼ばれている大衆運動から直接新鮮な野菜が届く毎週の市場を設置した。

 

 ベネズエラに対する封鎖は重要な原材料を輸入する国家の能力に大きな影響を与え、国内の産業の処理能力に深く影響を与えた。パン工場や縫製工場など『パナル2021』コミューンの中心的な生産ユニットは輸入商品に依存している。これらのユニットは数年間生き延びてきたが、アレクシス・ビベと『パナル2021』コミューンは、原材料の生産から加工及び流通までの完全な生産チェーンを構築するために代替物を開発することが必要であると考えている。それは「農村隊」の設立によって田舎と農業生産に向かうことになった。これらの部隊は農村地帯に配置され、後に生産物が加工と流通のためにコミューンへと持ち込むために、そこではアレクシス・ビベは農業のための土地を購入し、回復させた。

 

 『パナル2021』コミューンとアレクシス・ビベも、ボリバル革命という政治プロジェクトを防衛し、コミューン経済を深化させるための大衆的な団結の呼びかけに、大衆運動および全国のコミューンに合流した。『エル・マイサル』コミューンなどの全国レベルの生産コミューンと一緒に、『パナル2021』コミューンはコムナルド・ユニオンと呼ばれている新しい運動を構築し始めた。この組織はすでに、自身の教育プログラムを通して知識と経験の共通だけでなくコミューン生産物の生産と流通チェーンの形で成果を見せ始めており、将来のコミューン連合に向けて前途有望なステップを歩んでいる。

 

 ベネズエラにおいては状況は急激に変化しているが、人民権力の前進に新たな障害や課題が発生している。バルバラ・マルチネスが説明するように、アレクシス・ビベと『パナル2021』コミューンはその歩みにぐらつくことはない。「私たちには一つの地平がある。それはコミューンだ。我が司令官チャベスが私たちに与えてくれた政治プロジェクトによって。それはボリバル社会主義であり、私たちの条件で、私たちのやり方で、私たちの時代に、私たちの社会主義だ。」

原文URL:

https://venezuelanalysis.com/video/14952

コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2020 >>

趣旨

今、ラテンアメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM