ベネズエラ:イランの燃料タンカーがベネズエラへ向かう

  • 2020.05.21 Thursday
  • 04:26

米国の制裁で酷い燃料不足に苦しむベネズエラに同じように制裁に苦しむイランが手を差し伸べている。


イランがベネズエラに燃料タンカーを送り、米国の脅迫に「断固とした対応」を明言

Iran Sends Fuel Tankers to Venezuela, Vows ‘Decisive Response’ to US Threats

2020年5月18日 venezuelanalysis(By Lucas Koerner)発

厳しい米国の制裁がこのカリブの国に深刻な燃料不足を引き起こしている。

Iranian oil tankers seen off the port of Bandar Abbas. (AFP)

バンダル・アッバス港を離れるイランの石油タンカー。写真:AFP

 

 テヘランは現在ベネズエラに向かっている5隻のタンカーに対する脅迫に関してワシントンに公式な警告を発効した。

 日曜日、イランの外相はテヘランにおける米国の利害を代表しているスイス大使を呼び出し、いかなる敵対的な行動も「迅速かつ断固とした対応」を受けると明言した。

 伝えられるところによると、イランのバンダル・アッバス港を出発した船舶は少なくとも4,550万ドル相当のガソリンとその他の商品を輸送中である。ウエブサイトの追跡データによれば、そのうちの1艘クラベルは現在地中海西部を航行している。

 先週、ロイターは米国政府がイランのベネズエラへの燃料輸送に関してイランに対する行動を検討していると報じた。

 このカリブの国への燃料輸出を封鎖する石油の禁輸だけでなく、ベネズエラ国営企業との取引を全面禁止するなど、トランプ政権はベネズエラを厳しい経済制裁の標的としてきた。

 最近数ヶ月の間に、米国財務省は、ベネズエラの原油生産高の60%の輸送に加えてディーゼルとガソリンを供給している、ロシアの石油大手ロスネフトの二つの子会社に2次制裁を課した。

 ロスネフトの離脱後、テヘランが燃料供給だけでなく、昨年の全国的な停電以来稼働していなかったベネズエラ最大の製油所の修復の技術的支援に乗り出した。トランプ政権も同様にベネズエラへの専門的な航空ルートをめぐってイランを脅し、他国にイランの領空通過権を停止するように要請した。

 ベネズエラは現在全国的にガソリン不足に苦しんでおり、同国の精製能力を復活させるために必要な希釈剤とスペアパーツの輸入を米国の制裁によって禁止され、国内生産は身動きがとれない状態となっている。

 ワシントンがカリブ海に海軍の駐留を拡大させているが、イランのタンカーは大西洋を横断する準備をしている。

 先月、トランプは、ベネズエラを対象とした「対麻薬」作戦の一環として駆逐艦やその他の艦船をカリブ海に集結させた。それはこの地域では1989年のパナマ侵攻以来の最大の米国の軍事配備の一つと考えられている。

 米国の脅迫に対応して、テヘランは「ベネズエラに向かうイランの燃料移送に介入し、混乱を引き起こすためにカリブ海へ軍艦を配備している米国の行動」を非難する文書をアントニオ・グテーレス国連事務総長に送った。

 JCPOA核協定からの一方的な撤退に続いて、トランプ政権はイランに対して破滅的な経済制裁を新たに課し、COVID-19パンデミックの最中に締め付けを強めた。

 多国間の機関は一層声を大きくして、ベネズエラ、イラン、その他の諸国のパンデミック対応を妨害している米国の強制的な措置を撤廃することを要請している。

原文URL:

https://venezuelanalysis.com/news/14877

 

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趣旨

今、ラテンアメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

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