経済政策研究センターが新型コロナ対策のために経済制裁解除を要請

  • 2020.03.20 Friday
  • 04:20

IMFはベネズエラの新型コロナ対策の緊急融資50億US$の支援要請を拒否した。


米国はパンデミックによるこれ以上の死者を避けるために経済制裁を解除すべき

US Should Lift Economic Sanctions to Avoid More Deaths From Pandemic

2020年3月18日 teleSUR(Center for Economic and Policy Research (CEPR))発

Authorities in Iran along with critics say the sanctions are hindering the government’s effort to face the crisis.

イラン当局と批評家たちは、制裁がこの危機に対する政府の取り組みを妨害していると話している。|写真:EFE

 

これらの制約は医療当局に国内で病気の拡散を管理することを難しくしている。

 不必要な死者とパンデミックのこれ以上の広範囲な拡散を防ぐために、米国はイラン・キューバ・ベネズエラなどの国々に対する経済制裁を即座に解除すべきだと持続可能開発センターの所長でエコノミストであるコロンビア大学の教授ジェフリー・ザックスが述べた。

 制裁はすでに数万人の不必要な死亡を引き起こしているが、米国の制裁の影響で薬剤・医療機器の輸入や水・公衆衛生と医療インフラの維持が制約されている国々では、新型コロナウイルスのパンデミックは一層悪化するだろう。これらの制約は国内で医療当局がこの病気の拡散を管理することを一層難しくしている。

 「トランプ政権はイランとベネズエラに対して制裁を使って、広範な人々を苦しめることによって政府に対する圧力をかけている。」とザックスが話した。「この政策は非良心的であり、著しく国際法に反している。さらに悪いことに、今、コロナウイルス感染を煽っている。イランとベネズエラができるだけ効果的かつ迅速にこの流行と立ち向かうためには、これらの不道徳で違法な制裁を米国が解除することが不可欠である。」

 ベネズエラとイランに対する手足を縛る経済制裁と北朝鮮に対する沢山の制裁は、国際経済権力法と国家緊急事態法に基づいて米国大統領に与えられた広範な制裁権限のおかげでトランプにより一方的に課せられたものである。イルハン・オマール議員(D-MN)は最近、議会の統制と行政部門の制裁権限の監視を再確立するための二つの法律の改定する法案を提出した。

 「トランプ政権の経済制裁によってイランの新型コロナウイルスへの対応能力が妨害されたことは間違いなく、死者の数は結果として予想されたものよりはずっと多い。」と経済政策研究センター(CEPR)の共同代表マーク・ウエイスブロットが話した。

 「制裁が流行を封じ込めようとするイランの能力に影響を与え、その結果、感染者の拡大、イラン国境を越えてウイルスが広がっていった可能性もまた疑う余地がない。」

 ベネズエラ経済に関する第一人者のエコノミストであるフランシスコ・ロドリゲスは、「経済制裁の最初の理論的根拠に同意するかどうかにかかわらず、制裁を受けた国々が国際的なパンデミックに対応する能力を著しく損なっていることは明らかである。これは市民の生活に劇的な結果をもたらし、主要な国際的健康リスクを悪化させる。」と述べている。

 コロナウイルスが拡散し始める以前であっても、米国の疾病管理予防センターは、ベネズエラが深刻な感染症の流行に苦しんでいると警告し、「ベネズエラの医療インフラが破綻」していること、および「食料・水・電気・医薬品と医療用品の不足」が「人道危機を拡大させる原因」になっていると注目していた。

 「アメリカ人は慈善事業への寄付が世界で最も多い気前のよい国民である。世界的なパンデミックの中で、ほとんどのアメリカ人が政治を脇に置いて、この地球上のどこに住んでいようと、すべての人が食料・清潔な水・良好な衛生状態と医療ケアを受ける最良の機会があることを可能な限り保証したいと考えていると私は思う。」とハーバード大学の公共政策の上級講師リンダ・ビルメスが話している。

 「制裁の解除は人道上の理由で正しいことであり、それは我々自身の最良の利益にもなる。」

 「制裁の影響を受けている国々で病気にかかるリスクに置かれ、それによって死ぬ可能性のある危機の時、唯一の合理的で人道的な対応は、脅威が去るまで制裁を停止することである。」とCEPRの上級エコノミスト、ディアン・ベイカーが話した。

 「もし、米国政府が他国を援助しようとしているならば、この世界的危機のなかである種のリーダーシップの役割を果たすだけでなく、最初にすべきことは『害を与えない』ことである。」とウエイスブロットが続けた。「米国がイラン、キューバ、ベネズエラなどに対して適用している経済制裁は巨大な害を与えている。」

 この記事は3月18日の経済政策研究センター(CEPR)に最初に公開されている。(N)

U.S. sanctions against Iran are making Covid-19 deadlier.

teleSUR Englishさんの投稿 2020年3月12日木曜日

原文URL:

https://www.telesurenglish.net/opinion/US-Should-Lift-Economic-Sanctions-to-Avoid-More-Deaths-From-Pandemic-20200318-0021.html

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趣旨

今、ラテンアメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

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