メキシコ:スト中の教師、教室へ戻る
- 2016.09.07 Wednesday
- 05:32
ストライキ中の教師たちとその支持者たちが、メキシコのエンリケ・ペーニャ・ニエト大統領の議会への4回目の政府定例報告に反対して、メキシコシティの通りをデモ行進している。2016年9月1日。|写真:Cenos Section XXll
組合指導者は、もし、メキシコ政府が誠意をもって交渉を再開しないならば、その時には抗議行動はさらにエスカレートすると警告した。
オアハカ州の戦闘的な教育労働者全国協議会に加入している教師たちは、今週、エンリケ・ペーニャ・ニエト政府が交渉の席に着くことを条件に、教室に戻ることに賛成した、と組合指導者が、土曜日、プレスコ・マガジンに語った。
イザベル・ガルシア・ベラスコは、組合の地域22の政治委員会のメンバーだが、プレスコに次のように語った。組合員の70%だけが教室に戻り、残りの30%はストライキを続ける。
「我々は、再編成することをこれらの111日間の集中した闘争の中で学んだ。そして今、両親への義務があるので、我々は新学期を始めることに決めたが、明確な回答がなければ、2016年の終わりまで、以前よりももっと強く闘うために戻ってくる。」とガルシアは語った。
CNTEとして知られている教育労働者全国協議会は、州都やメキシコシティでの恒常的な野営を含めて、100日以上に渡って抗議を続けてきた。
CNTEに加入している教師たちは、政府が組合の要求を拒否したことに抗議するために、先月の学期初めに授業に戻ることを拒否していた。それに答えて、政府は、組合の懸念を討議する交渉を再開するどんな機会も提案されていない、と語っている。
ガルシアは、連邦政府が、ストライキと組合を破ろうと、ストライキ中の教師にとって代わるスト破りを送っていた、と付け加えた。
オアハカで教室に戻るという教師による決定は、火曜日の全国代表者総会で、全国のCNTEに加入している結集した教員の前に提出されるだろう。
リーダ―たちは、政府が誠意をもって交渉しないのならば、もっと過激な抗議に見舞われると強く主張した。
組合は、政府の非妥協的な態度は、組合員が記念すべきメキシコ独立と同様の行動をとらざるをえない結果となると警告した。
メキシコの独立は、それぞれの町の主要な広場に祝賀の宣言を飾って、伝統的に9月15日の夜祝われている。このイベントは、最近、抗議の震源地となっている。
CNTEによるストライキは、2013年にペーニャ・ニエトが導入した、政府の教育改革への拒否を拡大するために5月に始められた。その教育改革は、忍び寄る民営化によって公共教育に脅威を与え、地方と先住民の必要に応えられない政策を基礎としたものだ。(N)
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