アルゼンチン:両院がボリビアのクーデターに対して非難決議

  • 2019.11.16 Saturday
  • 05:26

国連も危機打開のために調停役を送った。


アルゼンチン:議会がボリビアのクーデターを非難

Argentina: Congress Rejects the Coup dEtat in Bolivia

2019年11月14日 teleSUR発

Indigenous woman holds white flags as she faces police officers during a protest in La Paz, Bolivia Nov. 13, 2019.

ラパスでの抗議行動中に警察官に面した時に白旗を掲げる先住民の女性。2019年11月13日、ボリビアで。|写真:Reuters

 

アルゼンチンの右翼でさえ、アンデスの国で「民主主義に対するクーデター」があったと認めた。

 水曜日、アルゼンチン議会の両院がボリビアのエボ・モラレス大統領に対するクーデターを非難する決議を可決した。

 上院では、アンデスの隣国で起きた進行中の政治事件を非難する決議案を左翼と右翼が提出した。

 「軍と警察が憲法義務を破ったことによりエボ・モラレスが他国への避難を余儀なくされた。それはクーデターだ。」と上院議員マリオ・パイスが話した。

 アルゼンチンのマウリシオ・マクリを支持している右翼ブロックは「民主主義に対するクーデター」を拒否する決議を提出した。

 急進市民連合(UCR)の上院議員シルビア・ヒラコポによれば、しかしながら「彼が権力に長く居続けようとした」ので発生したことについての責任はエボ・モラレスにある。

 この種のイデオロギー的抵抗があったにもかかわらず、アルゼンチンの上院は、「クーデター」という言葉を使った左翼が提出した決議を最終的に承認した。

「エボ万歳!姉妹のボリビア多民族共和国万歳!今日、アルゼンチンの議会から、マウリシオ・マクリが共犯であろうとも、我々はクーデターを拒否し、ラテンアメリカの民主主義を守る。」

 

 2か月振りに開かれたアルゼンチンの下院では、勝利のために戦線(FV)と公正党(PJ)が決議案を提出し、これもほとんどの議員の賛成で可決した。

 「ボリビアにはクーデターがあると宣言する決議が承認された。」と下院議長エミリオ・モンソが発言した。

 下院の決議は「ボリビアで実行されたクーデターを拒否したので、エボ・モラレス大統領と副大統領が平和維持のために辞任を余儀なくされた。」と表明した。

 「それはまた憲法的秩序と民主主義を回復することを要請している。」とFV-PJのベンチリーダー、アウグスティン・ロッシが述べ、「米国はこのクーデターに大いに関係している。」と警告した。

 水曜日に両院がその決議案を討議している一方で、マクリ政権はボリビアで起きたことに関する公式声明の発表を避け続けている。

 ボリビアのオンブズマン事務所によると、ボリビアのクーデターの計画中ないし実行中に爆発した危機的状況は、これまでのところ8人の死者、508人の負傷者、460人の逮捕者を出している。(N)

Former Uruguayan President Pepe Mujica Sends A Message To Bolivia

Former Uruguayan President Pepe Mujica sent a message of solidarity to Bolivia, calling on the Bolivian people to respect democracy and push for peace.

teleSUR Englishさんの投稿 2019年11月10日日曜日

原文URL:

https://www.telesurenglish.net/news/Argentina-Congress-Rejects-the-Coup-dEtat-in-Bolivia-20191114-0001.html

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    趣旨

    今、ラテンアメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

    おことわり

    このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

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