ベネズエラ:帝国主義攻撃に対する農民の抵抗「種子フェスティバル」

  • 2019.11.03 Sunday
  • 04:41

ベネズエラでは2015年にGMO作物を一切禁止した種子法が制定されたが、我が国では種子法が廃止された。食料自給率の低下以上に食料主権も奪われそうだ。


モンテ・カルメロで第14回農民種子フェスティバルを祝った

Monte Carmelo Celebrates 14th Peasant Seed Festival

2019年10月31日 venezuelanalysis(By Katrina Kozarek)発

帝国主義の攻撃に対する最初の武器としての彼らの在来の種子を祝い再生するために、ララ州の山あいにあるモンテ・カルメロにベネズエラ中から活動家や農民が集まった。

 

 10月29日、ララ州にあるアンドレス・エロイ・ブランコ市にある農村の村モンテ・カルメロで、連続14回目となる農民種子フェスティバルが祝われた。地元の住民であり、種子連帯団のメンバーであるファン・ラモン・エスカロナによれば、このフェスティバルは2005年に、輸入された遺伝子組み換え種子の襲来と農業生産におけるモノカルチャーの蔓延に対して在来種子の保護を心配した地元の農民たちによって始められた。

 ガウディ・ガルシアにとって、在来種子の保存と再生産は地元のアイデンティティ、文化、伝統の問題であるだけでなく、人権と主権の問題でもある。「種子は誰の遺産でもない。それは人類の利益のために存在しているのであり、資本主義はそれを私物化し、特許すら作った。」

 米国の一方的な制裁がベネズエラ経済を圧迫し続け、輸入種子や農業生産物の入手を制限することを続けているが、ガウディ・ガルシアは在来種子の保護と再生産がこれまで以上に必要になってきたと強調した。「それは必要不可欠なものである。この国が要求しており、我が家族が要求しており、我々の胃袋がそれを要求している。武器や爆弾でさえ、彼らが我々に仕掛けている飢餓戦争のように我々を屈服させることはできないと思う。」

 フェスティバルは朝早く、隣町のサナレでの文化活動から始まり、続いてモンテ・カルメロでメインイベントが始まった。そこでは農家、農民、活動家、社会運動や在来種子の保護者たちが情報を展示し、伝統的な食べ物を共有し、活気に満ちた種子交換に参加した。このイベントは12州から74団体以上が参加して、食料主権と種子の生産と保存のための戦略を討議して終わった。国家レベルでの種子の保護と再生産のための地域評議会の創設、在来種子と種子生産者の全国調査、大規模な種子再生産プロジェクトの創設、2015年の種子法の適用のための地域的な規範の作成などが提案された。

 多くの参加者は2015年に国民議会で承認された種子法を制憲議会が改訂する可能性に関する最近の議論に不安を表明した。ガウディ・ガルシアによれば、この法律は、まさにこのモンテ・カルメロの種子フェスティバルでの永年の集団討議が生み出したものであり、その他の大衆組織の討議の成果でもある。種子法の最終版ですべての提案が承認されたわけではないが、それは主権的な種子生産に関係している農家や農民に有効な保護を与えていることを強調し、この法律に関するあらゆる改訂案はまず、人民権力で議論されるべきであると警告した。

 このフェスティバルの参加者は前年に較べて明らかに減少しているが、バルキシメトとララ州の種子保護の活動家ウンベルト・ロメロは、今年の祭りはより純粋な形での積極的で熱心な活動となっているが、交通手段が足りないせいで多くの参加者がモンテ・カルメロに最も近い町から20Km以上歩かなければならないからだと述べた。

 また、コミュニティの詩人で人々からは「エル・モロチョ」と呼ばれているファン・ラモン・エスカロナは、このフェスティバルを「帝国主義の前に屈しないトーモロコシの笑顔、我々には精神性、連帯と母なる大地の使命の種が蒔かれている。」と表現した。(N)

Seed protectors from Monte Carmelo exchange native seedsMonte Carmelo is home to a wide variety of chayota seeds

Cow striped chivata beansCariac corn seeds

Local students participate in the festivalExchanging seeds and knowledge

Farmers, schools and collective exhibit their variety of seedsSeeds vary by geographical territory

Cultural activities accompany the festivalFarmer shows off her special variety of cherry tomatoes

Local poet armed with native corn seeds Murals and music at the Peasant Seed Festival

原文URL:

https://venezuelanalysis.com/images/14711

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趣旨

今、ラテンアメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

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