エクアドル:燃料補助金廃止命令撤回とスト終結を合意
- 2019.10.15 Tuesday
- 05:59
国連の支援で設置された、レニン・モレノ政府と先住民組織代表間の対話テーブルは日曜日に歴史的な合意に達した。|写真:Lenin Moreno
エクアドルの国連代表アルナウド・ペラルが、新しい布告が先住民運動組織と政府によって作成されると発表した。
国連の支援で設置された、レニン・モレノ大統領と先住民組織の代表との対話テーブルは、日曜日、IMF寄りの命令883を取り消すこと、全国的なストライキを終結すること、および、それに代わる新しい文書を作成する委員会を設置することで歴史的な合意に達した。
エクアドルの国連代表アルナウド・ペラルは、新しい布告が国際機関とカソリック教会に仲介を得て先住民運動組織と対話の参加者および政府によって作成されると発表した。
10月3日のTV演説で、モレノは「ディーゼルと極上ガソリンの価格を自由化する」大統領布告883を発表し、エクアドル国家は燃料補助に毎年13憶US$以上を割り当てていると述べて、その決定を正当化した。
翌日、1ガロン当たりのガソリン価格が1.85US$から2.30US$へと上がったので、物価は25%から120%まで上がり始めた。一方、ほとんどの貨物輸送に使われているディーゼルは1.03US$から2.27US$へ引き上げられる。この措置は国際通貨基金との42億US$に及ぶ協定の一環である。
主に先住民セクタに率いられた大規模な抗議行動が始まり、日曜で12日目となった。
「2,000人以上のけが人、1.000の逮捕者、10人の死者、100人の行方不明者があった。人権侵害を経験した。ロモ大臣とハリン大臣の辞任を要求する。その時初めて我々は平和で自由になれる。」とエクアドル先住民族会議(CONAIE)議長ハイメ・バルガスが発言し、抗議行動に参加したすべての人々、およびキトーに駆け付けて彼らを助けてくれた人々に感謝した。(N)
動画:IFMのおかげでエクアドルは20年前に逆戻り
Ecuador Regresses 20 years Thanks to IMFEcuador's progress is being undone thanks to the IMF.
teleSUR Englishさんの投稿 2019年10月7日月曜日
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