居住権ではベネズエラは世界のリーダーだ

  • 2019.08.31 Saturday
  • 06:17

今年4月末の大住宅ミッション(GMVV)世界フォーラムに関する記事を紹介します。PSUVのサイトに掲載されていたものです。

この記事ではベネズエラでの住宅建設は単に建物を建設するだけでなく、社会変革や住民の組織化と結びついたものだと述べています。さらに、家賃を払わないだけで路上に追い出される国々が、居住権が保証されているベネズエラに「民主主義」を押し付けていると皮肉を述べています。8/15日にこのブログで紹介したGMVVの動画と合わせて読んでいただけましたら、より理解が深まります。

Venezuela líder mundial en el derecho a la vivienda

2019/04/26 PSUVのサイトから(By Geraldina colotti)

Foto: Referencial

イルデマロ・ビジャロエ住環境・住居大臣。|写真:Referencial

 

 8周年にあたり、イルデマロ・ビジャロエ大臣が率いるベネズエラ大住宅ミッション(GMVV)が4月29日から5月2日までホテル・アルバ・カラカスで「ベネズエラ、居住権での世界のリーダー」と題された第2回国際フォーラムを開催される。2010年と2011年の間にチャベスによって考案された巨大な公営住宅建設計画である、GMVVの広がりと哲学に非常に適切にタイトルが与えられて、それは今や「エコ社会主義者と包括性(inclusiva)を一つの形にすることを保証する」という目的を追求している。

 それ以来、ボリバル政府は2,599,678戸の、人が住むにふさわしい住宅を建設し、引き渡して来た。また、もう一つの社会プロジェクトである「新しい居住区、三色の居住区」ミッションを通して1,144,900戸の住宅を改修した。しかし、ベネズエラでの住宅建設はただ壁を築いて基本的な権利の責任を負うだけでなく、雇用を創出し、新しい連帯した社会を計画することでもある。「ビジャロエ大臣によれば、一つの住宅は15人から21人の雇用を生み出し、住宅は観光部門の次の地位を占めている。」

 制憲議会議員リカルド・モリーナが我々に話したように、バルガス州の洪水の結果として主にしかるべき緊急住宅の必要性に直面し、チャベスが専門家を集めた時、住宅建設企業を招集したのだった。しかし、彼は建設業者がボリバル革命の新しいビジョンに適合させるつもりがないことにすぐに気づいた。すなわち、彼らはお金を持っている人のために建設することに慣れているが、困っている人のためではないということだ。

 それゆえ、彼は「参加という幅広い理念」に基づいて、組織された民衆を巻き込んで、国内および国際的な企業を招集することを決めた。これについては、モリーナが『チャベス後』という本で説明している。このようにして旗印が生まれた。「それは視点を変更させた。産業システムを再編成しなければならなかった。セメントと鉄鋼の生産と流通は正しい目的地に届くように管理しなければならなかった。そして、その結果は明らかである。現在ベネズエラ人の生活は第4共和国時代と比べてはるかに良い。なぜなら、彼らが住む場所を計画するだけでなく、建設に参加しているからだ。これによって高品質と並外れたビジョンを獲得できるのだ。」

 ベネズエラの歴史上、社会住宅にこれほど多くの資源を費やしたことはない。ブルジョアジーが利用することができなかった大衆という資源は、こういった理由から熱情と情熱を燃やしている。偶然ではなく、2015年に野党が議会で多数を獲得した時に議会で賛成した最初の法律の一つが、大きな不動産会社へ公営住宅を引き渡すことだった。政治権力、銀行の権力と不動産投機が絡み合わさった資本主義国のように。

 その法案は最高裁判所によって憲法違反として却下された。ボリバル憲法82条は実際に「何人も、家族、隣人及び共同体の関係を人間らしいものとする居住環境を含め、不可欠な基本的サービスを伴う、適切、安全、快適かつ衛生的な住居を持つ権利を有する。この権利を斬進的に充足させる義務については、その全領域について、これを市民および国との間で分担する」と定められている。

 この条文は、特にこの国の主権が国際的な攻撃にあっている時に、GMVVの成果と課題に対する認識を高めることを目的とした第2回フォーラムの紹介文書でしっかりと確認されている。資本主義よりも間違いなくすぐれており、効果的な参加型で包括的な社会モデルに対する国際的な攻撃は、その体制的危機を解決するために、そしてその後再建するために、侵略攻撃によって破壊するのだ。常に、地球全体の富を所有している、あの60家族の利益のために。

 米国とヨーロッパ連合が押し付ける緊縮政策は諸権利を排除しながら、銀行と民間の大企業の安全を保護し、戦争材料の工場を保護する。反対にボリバル社会主義はパラダイムシフトを実現し、GMVVに関わった部門の大臣たちが経済、政治、教育とコミューン国家の建設を横断する統合されたプロジェクトについてフォーラムで詳しく説明する。社会正義を掲げて平和に奉仕するプロジェクトは、新しい南南統合をつぶそうとする帝国主義攻撃の源泉となっているあらゆる国際組織の中にあって、ボリバル社会主義によって力強く守られている。

 帝国主義は制裁と嘘で攻撃し、ボリバル社会主義は力を合わせて(la inclusion)対応する。こんな状況の中で、ニコラス・マドゥーロ政府は、GMVVをタチラ州にあるコロンビア国境のラ・ティエンダ橋まで延長することを計画している。その地域は米帝国主義とその臣下たちが2月23日に疑惑の「人道援助」を送り込んで、ベネズエラへ侵入しようとしたところである。軍隊と市民を団結した組織された民衆は、落ち着いて、決意をもってそれを跳ね除けた。

 こうした理由のため、第2回フォーラムの目的の一つは「国連ONU居住プログラムの一部として、住環境・住居の分野でボリバル政府の計画、プログラム、プロジェクト、政策を認識してもらうこと、および持続可能な開発目標(ODS)の遂行状況を示すこと」である。

 この会議の目的の一つは、資本主義の世界でもGMVVを認識してもらうことである。資本主義では基本的な権利は印刷物(紙幣のことか?)の利益に従属している。このため、ラテンアメリカやカリブ諸国だけでなく、ヨーロッパからも沢山の報告者が招待されている。この目的は「住居、住環境および持続的な発展という分野での協力と連帯した統合ネットワークの確立を強化することである。」

 もし家賃やローンを支払うことができなければ路上に放り出され、不動産投機に利用する沢山の空き家の一つを占拠しようとすれば刑務所へ入れられる。そんな国々の大衆のための共通の将来の構想や抵抗の塹壕の一つとしたい。そんな国々がベネズエラに「民主主義」を強引に押し付けようとしているのだ。(N)

原文URL:

http://www.psuv.org.ve/temas/noticias/ildemaro-villarroel-vivienda-mision-venezuela-foro-chavez-construccion-formacion/#.XWi0Eyj7Q2w

コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>

趣旨

今、ラテンアメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM