ベネズエラ:米国の制裁に抵抗するCLAP

  • 2019.06.06 Thursday
  • 06:31

「団結した人民は決して負けない」


米国の封鎖に対抗するためにベネズエラ人はどのようにして集団的行動を始めたのか

How Venezuelans Turn to Collective Action to Defy US Blockade

2019年6月3日 teleSUR発

Local Committees of Supply and Production (CLAPS) were created on 2016 to protect the most vulnerable sectors of society.

供給・生産地域委員会(CLAP)は社会の中の最も弱い人々のために2016年に作られた。|写真:Venezuelan Government

 

集団的な行動という形での対応は、歌や微笑み、そして米帝国主義であってもボリバル思想のための闘いを阻止されないという自信をもってベネズエラ人がどのように制裁に抵抗しているか、その一部である。

 米国政府がベネズエラに対する一方的で高圧的な措置を強化している時に、ベネズエラの人民は経済制裁に対処し、前進するために別の方向へと目を向けてきた。地元のコレクティボス(集団)と大衆支持のデモは、ボルバル共和国ということ打ち破ることのできない意志を示すようになった。

 いまだに経済封鎖は蓄積され続けており、ベネズエラの外相ホルヘ・アレアサは、5月28日、米国が、ベネズエラが自身が所有する数億ドルを使うことを妨害していると非難した。そのお金は食料や医薬品といった基礎的な商品の購入に充てられているものである。

 これらの行為の結果は、「ベネズエラの場合、経済制裁は集団的懲罰にあたる」と最近の報告に示されており、政治経済研究センターによる報告では、トランプ政権の過去2年でそのラテン・アメリカの国で約4万人が亡くなっていることを明らかにしている。制裁は2015年から2018年の間での損失が少なくとも1300憶US$に上ると見積もられている。

 課せられた経済的困難の中で抵抗する方法として、ベネズエラ政府は2016年に社会の最も弱い部分を保護するために、供給・生産地域委員会(CLAP)を作った。食料省と一緒になって大衆組織がリードして、CLAPは補助された必要な商品を各家庭へ分配することに責任を持つようになった。

 「もし、CLAPを目指していなかったとしたら、米国の制裁によって数百万の家族が存続できない危機に陥っていたでしょう。」とCLAPの代表フレディ・ベルナルが語った。この構想は再販、投機、商品隠匿や基本的な食品の輸入禁止と闘うメカニズムとして考えられた。

 各CLAPは明確な4つのコレクティブ(集団)から構成されている。すなわち、全国女性連盟(ウナムヘール)、ボリバル・チャベス闘争連盟(ウボク)、フランシスコ・デ・ミランダ・フロント(FFM)、それと各地域のそれぞれのコミューン住民評議会である。その第一の任務は

必要数を把握するための地域の人口調査を実施することである。

 それから、コミューン住民評議会を通して組織化されたそれぞれのコミュティは、最も必要としている家族に分配する政府からの食料パッケージを受け取る。それぞれの箱にはトーモロコシ粉、調理油、米、豆やパスタといった食料品が入っている。ベルナルによれば、このパッケージは0.4US$で販売されるのだが、「通常の市場価格」に98%の補助金がついている。

 これは1972年のチリのサルバドル・アジェンデの供給・価格統制委員会(JAP)を思い出させる。その委員会は、国内外から米国によって圧力をかけられて食料や商品の慢性的な不足を緩和する地域的な管理単位だった。

 しかし、CLAPは商品を分配するだけでなく、集団的な方法で生産も行っている。豆、チューバ―、根野菜のような短サイクルの野菜の生産やウサギ、羊、ニワトリなどの少数種の動物の繁殖を担当する人たちがいる。同様になかでも個人的な衛生用品、家庭の清掃用品を供給する人たちもいる。

 他にも漁業分野においては国内で1,000トン以上の魚を分配し、一方、縫製のCLAPは子供たち用の学校の制服を作っている。700万以上の家族がこれらすべてで毎月CLAPプログラムの恩恵を受けている。

 「(CLAPの)主な敵は北アメリカの帝国主義と国内の追従者だ。我々はより一層の生産、もっと良いパッケージや管理などで彼らに勝つ。」とニコラス・マドゥーロ大統領は5月29日に述べた。

米国が新しい制裁の集中砲火をこの構想を標的とし、攻撃しているのはまさにこれが理由である。国家安全保障理事会、財務省、司法省など多くの国家機関がこの攻撃に絡んでいる。

 集団行動という形での対応は、歌や微笑み、そして米帝国主義であってもボリバル思想のための闘いを阻止できないという自信をもってベネズエラ人がどのように制裁に抵抗しているか、その一部である。

 4月30日にクーデターに失敗した後、沢山の人々が合法的に選出された政府を支持して結集した。大衆の支持を示すデモもまた、電力への攻撃にあっても、米国と同盟国による介入主義的政策を拒否して抵抗する首都カラカスの通りで見る普通の光景だった。

 1960年に流行った「団結した人民は決して負けない」という歌がベネズエラではこれまで以上に真実のように鳴り響いているようだ。(N)

How Much Do Sanctions Cost Venezuela

US sanctions are crippling Venezuela, but the Bolivarian revolution is not defeated.

teleSUR Englishさんの投稿 2019年5月22日水曜日

原文URL:

https://www.telesurenglish.net/news/How-Venezuelans-Turn-to-Collective-Action-to-Defy-US-Blockade-20190602-0014.html

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趣旨

今、ラテンアメリカでキューバを先頭とする社会主義、ないし社会主義を志向する大衆闘争が注目です。特に、昨年末(2015年)アルゼンチン、ベネズエラで右翼が勝利し、米国に支援された反動右翼と進歩的な人民大衆との熾烈な階級闘争が繰り広げられています。日本のマスコミは歪められたものしか報道していません。 だからこそ今、目の前で闘われている大衆闘争について現地の報道機関やブログで報道されているものを日本語にして日本の労働者に紹介していくことは、国際連帯としても日本での民主主義を闘いとる闘争にとっても有意義なことであるように思います。

おことわり

このブログでは英文記事を翻訳してご紹介しておりますが、筆者はかなずしも英語に堪能であるわけではありません。 従って、多々誤訳等があるかと思いますが、ご容赦願います。

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